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元SEALDs 諏訪原健「選挙で勝てば、何をやってもいいのですか?」

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お前らサヨクの常套句
「国民の大多数が反対している!」
って言ってるのに、こんな時だけ少数派に鞍替えかよ?

賛否を多数決で決める民主主義において、少数派は否決されるんだよ!
そんなガキでも分かる制度を理解しろ!


共謀罪」法案が衆院法務委員会で強行採決され、23日にも衆院通過。自民党は24日の参院本会議で趣旨説明と質疑を行い、審議入りさせる日程で着々と動いている。元SEALDsの諏訪原健君はそんな与党に怒りを感じたという。

*  *  *
 体調がすぐれなかった5月19日、予定をキャンセルして、一日横になっていた。ふと目を覚ますと、だいぶ日が暮れている。何時だろうと思いながら、携帯を見る。18時を回っている。

 ついでにTwitterを開いてみる。タイムラインには、緑のネクタイを締めた、日本維新の会の議員の写真や動画が、何度も流れてくる。どうやら共謀罪をめぐる審議のようだ。

「……時は来ました!この私の質疑の終了後、直ちに採決に入っていただきますようお願い申し上げまして、私、丸山穂高の質疑を終わります!」

 この人はなぜ、そんなことを言っているのだろうと思いながら、動画を見ていると、議場が騒然とし始め、急に議員が起立し始める。委員長席に野党議員が詰め寄っている。寝起きの僕には、何が起こっているのか、しばらくわからなかった。

 どうやら衆院法務委員会で採決が決行されたらしい――。

 状況が飲み込めると、急に耳の後ろあたりが熱くなり、頭に血が上っていくのを感じた。こんなものが民主主義と呼べるのか。何のための国会なのか。あまりにお粗末ではないか。怒りのような、悔しさのような、そんな気持ちで、何度もその動画を見た。

 思えばこういう気持ちになることは、ここ数年で幾度もあった。たとえ実のない「議論」だとしても、とりあえず一定の審議時間を確保して、後は数の力で押し切ってしまう…そんな光景が、当たり前のように繰り返されている。

「決められない政治」よりはいいでしょう、と思う人もいるかもしれない。しかし選挙で勝てば、何をやってもいいのだろうか。最終的に多数派の思い通りになるのだとしたら、国会審議など大した意味を持たないということになってしまう。それは恐ろしいことではないだろうか。

 今の与党(あるいは維新も含めて)には、反対意見や少数意見を尊重しようとする姿勢があまりにも欠如していると思う。

 法務大臣すら法案の基本的な内容を説明できないような状況で、「時が来ました!」などと言うのは、あまりに乱暴な話だ。時間をかけてでも、一定の合意形成を図ることができるように努力すべきだし、それができないなら廃案になって当然だ。

 国連のプライバシー権担当の特別報告者からも、「テロ等準備罪」に対する懸念が18日付書簡で示された。その中には「もし要請があれば、現在審議中の法案やその他の既存の法律を、国際法秩序に沿った適切なものに改善するために、謹んで専門知識と助言を提供して日本政府を支援したいと思います」とある。

テロ等準備罪」を新設しようとする法案は、そこまで言わせてしまうほどのものなのだ。

 7月に都議選があるから、早く法案を成立させたいなどという思惑は、僕ら国民目線でみると、どうでもいい。それよりもきちんと議論を尽くすべきではないですか。その上で、テロ対策がさらに必要なのだとしたら、具体的な事例を挙げた上で、個別に法整備をすればいいのではないでしょうか。

「テロ対策」ということにして、共謀罪を無理やりにでも推し進めようとする今の政府・与党のやり方は到底、僕には許容できません。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170522-00000078-sasahi-soci