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日本人大学生 シリアへの渡航を計画

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余計な手間増やすんじゃね~よ!

日本人の21歳の大学生が、イスラム過激派組織「イスラム国」の関係者を名乗る人物とインターネットを通じてやり取りし、今月下旬にもシリアに入国しようと渡航計画を進めており、外務省から渡航の自粛を求められていることが、大学生への取材で分かりました。

イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件のあと、ツイッター上では、日本人が「イスラム国」の関係者を名乗る人物とやり取りする様子が見られ、NHKは、書き込んだ人たちへの取材を進めました。
このうち、先月末に、ツイッターで「シリアに行きたい」と書き込み、「イスラム国」の関係者を名乗る人物と英語や日本語でやり取りしている男性が取材に応じました。
書き込んでいたのは、21歳の男子大学生で、今月下旬にも、トルコを経由してシリアに入国する計画を立てており、航空券の準備を始めるなど、渡航計画を進めていることが分かりました。
取材に対して、大学生は、「けがをしたり死んだりするのは怖い気持ちもあるが、自分の目で見て知りたい」と話していて、現地で「イスラム国」の関係者に話を聞いたり、シリア国内を撮影したりする計画だということですが、外務省からは、渡航を自粛するよう求められているということです。
ツイッター上で、大学生は、「イスラム国」の関係者を名乗る人物から「死んでもいいという準備があるなら来てください」と問いかけられたのに対して、「OKです。来月そちらに行きます」と答えていますが、やり取りを見た人からは「行かないほうがいい」とか、「万が一のことがあったら家族がどのような思いをするのかよく考えてください」と、渡航を思いとどまるよう説得する書き込みも相次いでいます。
イスラム国」が活動を活発化させているシリア全土やイラク西部への渡航について、外務省は、危険情報としては最もレベルの高い「退避勧告」を出し、目的を問わず渡航を延期するよう呼びかけています。

「軽率だったと思っている」

イスラム過激派組織「イスラム国」に加わるためにシリアに渡航しようとしたとして、去年、警視庁の捜索を受けた北海道大学の26歳の学生が、「イスラム国」による日本人殺害事件のあと初めて取材に応じ、「非日常を体験してみたいと思っていたが、日本人が殺される事件を見て非日常が現実のものだと感じた。今は軽率だったと思っている」と話しました。
この事件は、北海道大学の26歳の学生が、イスラム過激派組織「イスラム国」に戦闘員として加わるためにシリアへの渡航を計画したとして、去年10月、警視庁が大学生の滞在先などを捜索したものです。
大学生がシリアへの渡航を考えるきっかけとなったのは、東京・秋葉原古書店にあったシリアでの勤務を募集する張り紙でした。
大学生は旅券を押収され出国できなくなりましたが、当時、渡航を考えた理由について、「日常生活に生きづらさを感じていた。『イスラム国』の作るビデオなどを見ているうちに、非日常を体験してみたい、別の世界に行ってみたいという気持ちが湧いた」と説明しています。
大学生は、渡航を相談していた大学の客員教授から「エンジニアとして働いてもらう」と言われていたということで、「現地では前線で戦うのではなく、後方で人々の生活を手伝う役割だと考えていた。戦闘で人を殺したり人質になったりする可能性は真剣には考えていなかった」と話しています。
しかし、「イスラム国」による日本人殺害事件が起き、それまでの考えを変える大きな転機になったとしています。
現在、大学生は、「イスラム国」に行く気はないとし、「それまでディスプレイ越しの非日常の世界だったものが、同じ日本人があのような事件に巻き込まれたことで現実感を持った。生き死にということを現実のものと捉えていなかった。考えの浅はかさを深く感じた」と話していました。

「自分とは違う人々だと考えている」

宗教に引き付けられる若者の心理などを研究してきた立正大学の西田公昭教授は、「イスラム国」に興味を持つ日本人の若者について、「若者は、かなり強い気持ちで人生の目的や意味を模索する傾向がある。『イスラム国』に世界中から人が集まっていること自体が、何だこれはと、そこには本物のことがあるかもしれないという想像力をかきたてられるし、自分の目で見てみたいという興味や好奇心も膨らむのだと思う」と話しています。
また、「イスラム国」による日本人殺害事件が起きたあとも興味を失わない若者については、「残虐に殺されたとしても、それを見せつけられたとしても、自分とは違う人々だと考えているのだと思う」と話しています。
そのうえで、メディアを駆使する「イスラム国」の手法への対応について、「映像はフレームに入っているところしか見えず、それ以外の部分が分からないため、リアリティーを感じられないのかもしれない。『イスラム国』が主張する内容を見極める知識や、情報収集の能力を身に着けさせることが大切だ」と指摘しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150205/k10015252471000.html