憲法学者に存在意義って有るのかしらね?
確かに、自衛隊を違憲と言うなら、自衛隊を解散させるか、憲法改正の2つしかないが、解散は言わないし、改正は認めないと、憲法学者自身が矛盾にぶち当たってるのかもね
元自衛官の織田邦男氏が憲法学者を勇気のない卑怯者だと批判した。その主張は明瞭で至極正しいものだ。
「国民の反発が怖くて解散まで言及できない卑怯者」
織田邦男「(自衛隊を)違憲の存在だと言っている憲法学者は私は卑怯だと思うんですね。何でかというと、憲法で違憲なのだと言ったら(続く主張は)2つしかないわけですね。『自衛隊を解散しろ』と言うか、あるいは『改憲しろ』と言うかですよね。でも両方とも言わない。(自衛隊の存在を)92%の国民が認めているから『解散しろ』とまで言う勇気はない。『改憲しろ』というのは自分が今まで言ってきたことと矛盾すると。こういう話で、非常に卑劣だというふうに思います」
言われてみれば確かにそうだ。大半の憲法学者は自衛隊の存在を違憲だと主張するものの、その先の一歩を踏み出してどうするべきなのかには言及しない。元自衛官からすれば口だけで意見して実際の行動に移さない憲法学者は勇気がないとしか言いようがないのだろう。
すでに多くの国民が自衛隊の恩恵にあずかったことがあり、とりわけ災害時には自衛隊員の命をかけた救助活動に感謝するばかり。憲法9条を改正して無駄な議論をなくすことが分かりやすい問題解決の方法なのに、そこまで踏み込める憲法学者はいない。
続くスピーチも紹介しておきたい。
木原稔「熊本は昨年、地震がありました。私も被災しましたし、両親も住めなくなりました。しかしそのときに(自衛隊に)非常に活躍をして頂いたので、九州、私の地元の皆さんは自衛隊に対して大変理解があります。当時は瓦礫の処理、人命救助から始まって、もうガス電気水道、全部止まりましたので、そのときに自衛官は給食から給水、お風呂までやってくれました。それから無理なお願いとは思ったんですが、生ゴミの処理もやって頂きました。本当に気持ちよく清々しく自分のことはさて置いてやって頂いた自衛官でありました。そんな自衛官が憲法違反だと言われるのは本当に心外です」
(2)自民党・山田宏議員
山田宏「昔だったら自分でやれっていう世界なんだよね。だけれども、そういうことが言えなくなった。葬儀場が来ると反対。ゴミ処理場が来ると反対。嫌なことはみんな反対。その根幹は何にあるかというと、嫌なことは他に任せようという9条にあるんじゃないですか。国が乱れる元ですよ。こんなの。一刻も早く変えて頂かないといけないと思います」
とりあえず憲法というルールをつくったものの、時代が変わり、現代に適合しなくなって矛盾が生じ始めた。
日本は北朝鮮からいくらミサイルを撃たれても憲法9条のせいで何も対抗できず、政治家ができるのは「遺憾の意を表明します」と言うことのみ。こんなことでは舐められる一方だ。
金正恩は確実に「日本は憲法9条があるから反撃できない」と理解して攻撃実験を仕掛けてきており、北朝鮮の核開発技術は着々と進歩している。このままの状態がずっと続いて大丈夫なのだろうか。安倍総理がなんとしてでも憲法9条改正を目指す理由がよく理解できる。
現状がルールに適合しているかどうかを判断するだけで具体的な改善策に言及できない憲法学者に存在価値はない。ルールというものは外部環境の変化にあわせて柔軟に変えていく必要があるのだ。平和を守るための憲法9条がミサイルを招いているなど本末転倒ではないか。
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