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ドリフト世界一決定戦に登場した、クラッチが4つもあるドリフトマシン

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極端に言えば、通常のレースなら、セミAT等で可能だけど、クラッチ操作が重要なドリフトだとATでは難しいけど、工夫次第でなんとかなるもんだ!




 9月30日(土)、10月1日(日)の2日間、FIA インターコンチネンタルドリフティングカップが東京・お台場の特設会場で開催となりました。

 これは世界の選手権大会を認可しているFIA国際自動車連盟)が公認するイベントで、F1、WRC、WEC、WTCCと同様に開催される史上初のFIA公認ドリフトイベントということとなります。競技は両日ともに、午前中に単走、そして午後に追走の決勝が行なわれ、両日ともにそれぞれの勝者が決まり、2日間での総合優勝は、初日追走優勝、2日目追走2位に入った川畑真人選手(#13 TOYO TIRES GLION TRUST RACING/日産GT-R)の頭上に輝きました。

 追走決勝の前の時間を使い、おもしろいドリ車がデモランをするというコーナーが設けられていました。ターボを4つ装着したうえに、ジェットエンジンまでも搭載した車両や、ミニバン(初期型セレナ)のドリ車も登場しました。

 そしてもう一台が星野勝志さん(38歳)のトヨタ・マークIIJZX81)。一見何の特徴もないドリフト仕様の車両のように見えますが、このドリ車は、手動装置だけでドリフトできるようになっています。

 この星野さん、先天性の関節拘縮症で、膝と足首が曲がらない。そのため、本人も高校時代まではクルマに乗ることも全く考えていなかったようです。ところがあるきっかけでドリフトを知り「ドリフトがしたい」ということで、自動車免許取得を目指したところ、適性試験で、AT(オートマ)限定という条件が付与されてしまいました(現在もAT限定免許です)。

 3ペダルでドリフトをするつもりで来たようで一度は落胆はしたのですが、AT車でドリフトできるということで、シルビア(PS13)でドリフトマッスル他各種大会にも出場しているようです。

 両下肢機能障害で、ペダル操作ができないということで、ドリフト走行中は常に片手だけで運転となります。

 で、今回登場したこのマークII。マニュアル・ミッションを搭載してます。まず、スマホとリンクをさせることで、スロットル制御(常に半クラ状態にスタンバイ)する設定となっています。これでアクセル操作をしなくてもエンストをしない状態となっています。そしてシフトノブにはクラッチを切るボタンがついており、シフト操作はこのボタンを押してギヤ選択し、クラッチ・ボタンを離しても、スロットル制御されているので、エンストはしません。サイドブレーキ(シフトレバーの前にある一番背の高いレバー)にもクラッチ・ボタンを装着し、ブレーキを掛けた際にエンストをしないようにしてあります。

 アクセルとブレーキ操作は、操作ノブを前に押すとブレーキ、後ろに引くとアクセル操作となる手動運転装置(ニッシン製APドライブAM996)を使用。本来ブレーキロックスイッチとなるスイッチを、ドリフトマシンならではの「クラッチを蹴る」ため、クラッチ・ボタンに変更。さらに上肢の一部にも症状が出ていることもあって、おしゃぶり型のセンサーも用意しています。このセンサーを噛むことでもクラッチを操作できます。都合4つのクラッチスイッチを持っている車両なのです。星野さん曰く「旋回ノブにもクラッチボタンを増設したい」とのことです。

 この星野さん、HCDM(ハンディ・キャップ・ドリフター・ミーティング)と名付けたイベントを主催するなどさまざまな活動を行なっている非常にアクティブな方でした。今後の活躍にも期待したいですね。

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