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市民数万人緊縮案「ノー」 政権支持集会「貸した側にも問題」

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それを言っちゃうと、今後、如何なる支援がなくなるよ?




 【アテネ=宮本隆彦】財政再建のやり方をめぐって欧州連合(EU)などと対立し、デフォルト(債務不履行)の懸念が高まっているギリシャは二十九日、資金の流出が続く銀行の経営を守るため、預金の引き出し制限を含む資本規制を始めた。アテネでは二十九日夜、七月五日の国民投票でEUの緊縮案に「ノー」の意思表示をするよう求めるチプラス政権支持の集会があり、数万人が集まった。

 アテネ中心部のシンタグマ広場近くの銀行では二十九日午後、店外に二台設置された現金自動預払機(ATM)に絶えず数人が並ぶ状態が続いた。一日の引き出し額はこの日から六十ユーロ(約八千円)に制限されており、ある中年男性は引き出した三枚の二十ユーロ札をやけくそ気味にひらひらさせながら立ち去った。

 夜には、広場と隣接する議会前の路上で緊縮案に反対する集会があった。国民投票は年金削減などを求めるEUの緊縮案に対する賛否を問う。会場にはギリシャ語で「ノー」を意味する「OXI(オヒ)」の文字が至る所で掲げられた。

 債務危機後これまでに年金が月六百五十ユーロから五百八十ユーロに減ったという元塾講師の男性(80)は「今でもぎりぎりの生活」と述べ、さらなる減額は論外だとした。EUと対立したまま債務不履行に陥っても「これ以上悪くなることはない」と開き直り気味に話した。

 アテネの大学生カテリーナ・クカさん(23)は「返済能力のないギリシャにお金を貸した側にも問題がある」と主張。「私たちの『ノー』が欧州全体の政治や経済を変える出発点になってほしい」と話した。

 チプラス首相は、EU提案を拒否してもユーロ圏離脱にはつながらないと主張し、「ノー」の投票をするよう訴えている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015063002000273.html