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裁判員の「死刑」破棄確定へ 最高裁、強殺2事件で上告棄却

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やっぱり、司法界の精神を総点検すべきだよ
計画性がないってのは、突発的に犯罪を犯す可能性があるって事で、計画性があるよりよっぽど危険じゃね~か!

しかも、一人はシャバに出てから速攻で殺人じゃ!
んな奴を野放しにした司法にも責任持たせようぜ! 



 一審の裁判員裁判の死刑判決を高裁が破棄した2件の強盗殺人事件の上告審で、最高裁第2小法廷(千葉勝美裁判長)は4日までに、検察側と弁護側双方の上告を棄却する決定をした。ともに高裁の無期懲役判決が確定する。最高裁はかねて、控訴審では裁判員裁判の判決を尊重するのが原則としつつ、死刑事案は過去の量刑傾向も重要との立場を示しており、こうした基本姿勢を改めて示したといえる。

 決定は3日付。裁判員裁判の死刑判決破棄が確定するのは初めて。最高裁は2件とも「一審は死刑がやむを得ないとする具体的で説得力のある根拠を示していない」と判断した。

 無期懲役判決が確定するのは、2009年に東京・南青山で飲食店店長を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われた伊能和夫被告(64)と、同年に千葉県松戸市千葉大生を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われた竪山辰美被告(53)。

 同小法廷は決定理由で「死刑は究極の刑罰で、慎重かつ公平でなくてはならない。過去の裁判例を検討すべきなのは、裁判官だけの裁判でも裁判員裁判でも変わらない」と指摘。死刑が認められるには「具体的で説得力のある根拠が示される必要があり、控訴審は一審の判断が合理的かを審査すべきだ」とした。

 その上で、伊能被告について「計画性があったと言えず(殺人罪の)前科を過度に重視すべきではない」、竪山被告についても「計画的殺害と認められず、悪質性を重く見るには限界がある」と判断。裁判員裁判の一審は「死刑がやむを得ないとの説得的根拠を示していない」と結論付けた。

 決定は裁判官3人の全員一致。裁判長を務めた千葉裁判官(裁判官出身)は補足意見で「過去の裁判例をもとに総合考慮して死刑か否かを判断するのは、まさに健全な市民感覚が生かされる場面」と述べた。

 一審・東京地裁は伊能被告について、妻子に対する殺人などの罪で服役後、半年で犯行に及んだ点を重視。「前科を特に重視すべきだ」として死刑を言い渡した。竪山被告の一審・千葉地裁は「冷酷で更生可能性は乏しく、殺害された被害者が1人でも極刑回避の事情にはならない」として同様に死刑とした。いずれも東京高裁が破棄し、無期懲役としていた。

 一、二審判決によると、伊能被告は09年11月、南青山の飲食店店長、五十嵐信次さん(当時74)を包丁で刺して殺害した。竪山被告は09年10月、松戸市の荻野友花里さん(当時21)宅に侵入し、現金などを奪った上で殺害。その後現場に戻り室内に放火した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04H53_U5A200C1CC1000/