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ホンダ、韓国に異例の購買部門 背景に「優良メーカー発掘困難」「低価格」

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ホンダ・・・終了のお知らせです・・・
 ホンダが韓国に自動車部品調達のための購買部門を立ち上げた。米国や中国など工場がある海外拠点には購買部門を置いているが、生産拠点のない国に購買部門を設けることは異例。韓国製部品は、日本製に比べて価格が2、3割安いうえ、現代自動車の世界進出に伴って品質面でもひけを取らなくなってきたためだ。効率よく調達することで価格競争力を高める狙いだ。(フジサンケイビジネスアイ

 ホンダが韓国法人内に購買部門を新設したのは今年4月。一部車両で韓国製部品を採用したことはあるが、部品調達商談会やインターネット経由で韓国部品メーカーと接点を持つ程度だった。

 「日本に事務所を設ける韓国部品メーカーはほとんどなく、優良メーカーの発掘は難しい」(同社幹部)のが実情だ。

 韓国に購買部門を設けることで、直接部品を選別し、発注する取り組みを本格化させる。これにより、品質向上とコスト競争力を両立させたい考えだ。

 韓国製部品の採用を拡大させるのはホンダだけではない。トヨタ自動車は2009年から日本で販売する一部車両に韓国大手鉄鋼メーカー、ポスコの鋼材を使用している。日産自動車も、今年3月から韓国製部品を九州工場(福岡県苅田町)に直送するトレーラー輸送を開始し、物流費を削減し、リードタイムを短縮した。

 一方、韓国部品メーカーはさらなる採用拡大に向けて日本進出を加速させている。ポスコは現在、三重県四日市市内に日本初となる自動車用鋼管の製造設備を建設中だ。現代自傘下の韓国部品最大手、現代モービスも東京に事務所を開設している。名古屋市内には、自前では日本に拠点を置けない中小の韓国部品メーカー向け共同営業拠点が設けられた。

 足元の為替相場は1ドル=100円を超え、ウォン高も進む。価格面での優位性は下がるが、業界関係者は「依然として日本製より安く、汎用(はんよう)品では品質も日本製と遜色(そんしょく)ない。日系メーカーが韓国製部品を採用する動きは止まらないのではないか」と予想する。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130522/biz13052208300022-n1.htm