逃走する意思はなくても、徘徊して結局、逃走したのと同じになるのでは?
神奈川県茅ヶ崎市で、歩行者などが車にはねられ4人が死傷した事故で、過失運転致死傷の疑いで逮捕された90歳の女性が、30日夜に釈放されました。
28日午前11時ごろ茅ヶ崎市の国道1号線で、横断歩道を歩いていた歩行者などが乗用車に次々にはねられ、57歳の女性が死亡し、男女3人がけがをしました。
警察は、車を運転していた近くに住む90歳の女性を、過失運転致死傷の疑いで逮捕し、30日に検察に送りました。
捜査関係者によりますと、検察は、裁判所に身柄の勾留を請求したということですが認められず、女性は、30日夜に釈放されました。
裁判所が勾留を認めなかったのは、逃亡のおそれがないことなどを考慮したと見られます。
警察によりますと、これまでの調べに対し、「自分の側の信号は、赤だとわかっていたが、歩行者が渡り始めていなかったので、通過できると思った」と供述しているということで、警察は、今後任意で捜査を続けることにしています。