いや、君達は立派な非国民だろうにｗ
財務省の福田淳一事務次官のセクハラ疑惑に加え、１７日には自衛隊統合幕僚監部の３佐が民進党議員に罵声を浴びせた事案まで発覚し、野党は強く反発した。国会が紛糾する材料は増えるばかりだ。
希望の党の玉木雄一郎代表は１７日の記者会見で、１９３８年に佐藤賢了陸軍中佐が当時の帝国議会で議員のヤジに「黙れ」と発言したことに触れ、「由々しき問題だ。８０年たって非常に嫌な雰囲気が漂ってきた気がする」と指摘。社民党の又市征治党首も会見で「かつて、批判的なことを言ったら『非国民』と言ったのと同じだ」と強調した。
財務省が福田氏の問題に関し、担当女性記者に調査協力を呼びかけたことへの批判も相次いだ。立憲民主党の枝野幸男代表が１７日の党会合で「本人に名乗りをあげろと、恫喝（どうかつ）的、強圧的な姿勢で言っている。２次被害を生じさせることを財務省が公然と行っている」と指摘した。
野党６党の合同ヒアリングでは、民進党の小西洋之氏が、週刊誌が公表した音声データについて「声紋鑑定すればいい。被害者にプレッシャーをかけるのはおかしい」と同省に要求。女性議員らは緊急記者会見で「財務省はこんな調査はやめるべきだ」と批判した。
一方、衆院予算委員会の与党筆頭理事の菅原一秀氏（自民）は、野党の逢坂誠二氏（立憲）と会い、２３日に集中審議を行い、その場に加計学園問題で愛媛県職員らに「首相案件」と発言したとされる柳瀬唯夫首相秘書官（当時）を参考人招致すると伝えた。逢坂氏は証人喚問を主張して折り合わなかった。
立憲の辻元清美国対委員長は党会合で「安倍晋三首相は『うみを出し切る』と言って（米国に）飛び立ったが、その飛行機に柳瀬氏と安倍昭恵夫人が同行している。疑惑からの逃避行だ」と語った。【樋口淳也、遠藤修平】
http://mainichi.jp/articles/20180418/k00/00m/010/162000c