ARIA Company業務連絡

日々の「タメ」になる情報を一切発信しないゴミブログです(*ノω・*)テヘ

「外国人お断り!」ドイツのフードバンクが難民や外国人困窮者に悲鳴 高齢者やシングルマザー押しのける

1311300489448
自国民を優先するのが何故に批判されるのでしょうか?
自国民救済の余力があってこそ、他国民の救済が出来る
外国人排斥反対!って叫ぶ連中は、他国の困窮者をテメェの財力全てを投じて救え!それが出来たらテメェ等の主張を全面的に支持してやるわ!




[ロンドン発]昨年12月、ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州のエッセンで生活困窮者に無料で食料を提供している非政府組織(NGO)のフードバンク「エッセナー・ターフル(Essener Tafel)」がこんなルール変更を通知して大騒ぎになりました。

「私たちの所で食料を提供されている人々の75%が外国人です。ここ2~3年で難民の数が増えたためです。ドイツのID(個人識別)カードを持っている方に限って受け付けます」

フードバンクでは賞味期限切れ寸前の食材や食料品、飲み物を食料スーパーやレストランから小型トラックで集めて、失業中の生活困窮者などに無償で配布しています。

エッセナー・ターフルでは120人のボランティアが働いており、1,800人の生活困窮者がメンバー登録、全体で約6,000人を支援しています。最近、ロシアやポーランドからの移民、アフリカ出身の難民が押しかけて、お年寄りやシングルマザーを押しのけるようになりました。

女性への敬意もみられません。移民や難民の若者が受け取る時間に遅れて、列に割り込んだりしてルールを守らないケースが増えたそうです。

今年1月10日から緊急避難措置として外国人制限を実施したところ、ドイツ中の市民団体、政治家、そして他の州のターフルからも非難が寄せられました。食料を運ぶエッセナー・ターフルのトラックには「ナチス」と落書きされる騒ぎに発展しました。

独メディアによると、エッセナー・ターフル側は「外国人排斥ではなく、社会的な弱者のお年寄りや女性に食料が行き渡るようにするための一時的な措置だ。6~8週間だけで、夏には元通りになる。制限したおかげで外国人の割合は75%から71%に減少した」と説明しています。

アンゲラ・メルケル首相もRTLテレビジョンに「外国人を制限するのは正しくありません。エッセンでは多くの人が助けを必要としています。だからこそ一定のグループを除外することなく解決する方法を見出すことを望んでいます」と是正を促しました。

これに対して、昨年秋の総選挙で議会第3党に躍進した反ユーロ・難民の新興政党「ドイツのための選択肢」は「自分自身を守る者はナチスなのか」とエッセナー・ターフルの決定を擁護しています。

ターフルがドイツに展開しているフードバンクの数は1993年の1カ所から昨年は934カ所まで増えています。欧州の中で最も豊かな国の一つであるドイツでも貧困問題が広がり始めているのです。

2015年の難民危機でメルケル首相が門戸開放を表明したことから120万人以上の難民がドイツに流入しました。ドイツの中ではノルトライン・ウェストファーレン州で難民登録申請をする人が最も多く、今年1月の統計では全体の20%近くを占めています。

難民申請が認められないまま宙ぶらりんになったイランやアフガニスタンパキスタン出身の若者や少年が薬物を買う金欲しさに体を売るケースもドイツの各都市で報告されています。

問題は何なのか考えてみました。

(1)グローバリゼーションのひずみがエッセンに集中したから起きたことであって、エッセナー・ターフルの対応を非人道的と非難しているだけでは問題は解決しません。生活困窮者や難民による需要がエッセナー・ターフルの供給力を上回ったことが原因で、ターフル本部や政府の支援が必要でしょう。

(2)欧州連合EU)がヒト・物・資本・サービスの自由移動を掲げる以上、ドイツ国民とその他のEU市民を区別するのはEU基本法の趣旨に反しています。

(3)ドイツ基本法ドイツ国民、EU市民、難民にも同様に基本的人権を認めています。慈善活動だからこそ、一時的にでもドイツ国民と外国人を区別するのは問題があるでしょう。

(4)難民に門戸を開放したメルケル首相は難民規制を強化するだけでなく、ドイツ国内にとどまる難民の生活をどう保障していくか、もう一度、考え直す必要があります。

(5)グローバリゼーションは富裕層をスーパーリッチにする一方で社会的弱者をどん底に突き落としてしまう危険性があります。ドイツでもフードバンクの需要がこれだけ増えているのは公的なセーフティーネットでカバーしきれない貧困問題が広がっているからです。

グローバリゼーションでヒトの行き来が自由になると、外国人の生活が保障されているのに、自国民があぶれるケースがどうしても出てきます。こうしたことに対する社会不満がアメリカのドナルド・トランプ大統領を誕生させ、イギリスのEU離脱の原動力となりました。

ドイツのように豊かでナチスのトラウマから右傾化警戒が非常に強い国でも、極右政党「ドイツのための選択肢」が94もの議席を獲得する事態が起きています。最低限の生活を送れる金額を政府が支給するベーシックインカムを必要とする貧困が先進国を侵食しています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20180302-00082238/