え?
そんなの常識では?
3月9日の自民党・和田政宗議員による参議院内閣委員会で沖縄の反対運動に過激派が入り込んでいると警察庁が答弁する一幕があり、注目を集めています(画像は参議院より)。
政府が明言「沖縄反対派には極左暴力集団」
年始からの「ニュース女子」問題で関心が高まっている沖縄における基地反対運動ですが、3月9日に自民党の和田政宗議員が自らの体験から警察庁に対し基地反対運動に過激派が入り込んでいる形跡があるのかと尋ね、警察庁警備局長がこれを肯定するという形で答弁が引き出されていました。
和田議員は沖縄で基地反対派が道路用地を不法占拠したりテントを立てて居座っているなどの例を挙げた他、自身も反対運動の現場を訪れた際に同行者らと共に暴力行為を受け被害届を出した経験を語り、「暴行によって政治活動や言論活動を妨害する。都合の悪い発言は暴力で潰すとは過激派のようだ」と暴力行為に訴えた反対派を厳しく批判するとともに、警察庁に対し暴行事件がどれだけ発生しているのか質問します。
警察庁はこれに対し、政府職員への暴行で7名が逮捕されている他、違法行為での検挙数が2年間で32件、41件の逮捕に及んでいると答弁しますが、酷い状況について和田議員は「基地反対運動に過激派が入り込んでいる形跡はあるのか」と再び質問。
答弁した警察庁の松本警備局長はここではっきりと「極左暴力集団も確認されている」と明言していました。
松本警察庁警備局長「お答え致します。沖縄の基地反対運動を行っている者の一部には、極左暴力集団も確認されていると承知しております」
和田議員はこの発言に対し「凄い答弁と言うか初めての答弁が出てきた」と評価するとともに今度は松本国家公安委員長に対してどのように対処していくのか問いますが、これには常識的な回答が返ってきたものの、警察庁が明確に「沖縄での基地反対派には過激派が含まれている」との見解を示した点が反響を呼んでいるようです。
和田議員らの発言
和田「基地反対運動に過激派が入り込んでいる形跡はあるんでしょうか」
松本警察庁警備局長「お答え致します。沖縄の基地反対運動を行っている者の一部には、極左暴力集団も確認されていると承知しております」
和田「これはまぁすごい答弁と言うか初めての答弁が出てきたと思うんですが、極左暴力集団。所謂過激派が基地反対運動の中に入り込んでいるということです。極左暴力集団というのは過去、気に食わない相手に暴行を加えるだけでなく、殺人やテロも行っている集団なわけです。そうした集団が沖縄の基地反対運動に入り混んでいるというのは、これは極めて恐ろしいことだというふうに思います。
ただ我が国は法治国家ですから、それを手をこまねいて見ているわけにはいきません。そこで国家公安委員長にお聞きを致します。実際に基地反対活動家によるひどい暴力行為がありましたし、過激派が入り込んでいるわけですから、今後も活動家による暴力行為が続く恐れ、更にエスカレートする恐れもあります。どのように対処していくのかお答えを願います。
松本国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣「えー警察におきましては警備の現場で安全確保と秩序維持の観点から適切に対応することとしておりまして、その過程で違法行為が認められた場合には法令に基づきまして検挙等の措置を講じるなど適切に対処していくものと承知しております」
和田「私も沖縄基地反対運動の現場、いくつか行ってまいりましたけれども本当に警察の方々は困難な状況の中でしっかりとおやりになられてると私も認知をしております。不足の事態が起きないよう尚一層、力を入れて頂ければという風に思います。繰り返しますけれども基地に対する反対運動自体はこれは憲法上も認められていることですし、米軍基地に対して快く思わない人もいるでしょうから、その運動自体が存在することをとやかく言うつもりはございません。ただ平和の名のもとに行われている基地反対運動が、暴力的なものとなっているところがあり、そこに過激派も入り込んでいる。反対運動をするのであれば合法的に建設的に活動してもらいたいと願うばかりでございます」
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