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生活の視点で「基地」語る 沖縄の記者&映画監督が女子トーク

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生活の視点で語る?
要するに大局的な視点を持ち合わせてないって無能宣言ですか?

まぁ、基地担当は優秀者の花形で女性が居なかったって語ってる時点で自分は無能って事ですねwww

確かに、生活視点も必要だが、双方の視点から基地を精査して「存続 or 撤廃」を議論し、存続ならどの様に地域と折り合いをつけるかって議論が不可欠なのでは?
沖縄の基地反対派が「撤廃以外受け付けない!我々の意に反する思考は悪!」的な連中ばかりだと議論が進まず、結局現状維持にしかならないんだけどなぁ~

心ある沖縄県民は、本当の意味での米軍基地を議論して本当の意味での沖縄の目指す姿を示す時ではないだろうか? 


 生活者のまなざしで基地問題を考えるトークイベントが12月23日、那覇市ジュンク堂書店那覇店で開かれました。「女子力で読み解く基地神話」(かもがわ出版)の著書である元琉球朝日放送(QAB)アナウンサーで映画監督の三上智恵さんと琉球新報政治部長の島洋子さんの2人が、沖縄の基地問題を「軍備」「防衛」の視点ではなく、暮らしの身近な問題として捉え、沖縄の今、そして未来について語り合いました。

 「基地問題」と聞くとお堅いイメージですが、そこは豪快な“美魔女”の2人。取材の裏話や撮影秘話を交えながら、時に大爆笑あり、涙ありの1時間半が繰り広げられました。内容の一部をご紹介します。

「基地」「政治」は男のもの!?

 2年前までQABのニュース番組の顔として、長年メーンキャスターを務めてきた三上さん。冒頭の自己紹介では「最近ではアナウンサーみたいな声ですね~って言われるんですよ。私の19年は何だったんでしょうか」と笑いを取り、場を明るく和ませます。島さんが「沖縄生まれ、沖縄育ちの島ぐゎ~(県産品)の島でございます」とあいさつすると、三上さんは「演歌歌手みたいな、良くできた名前ですよね」とすかさず突っ込みます。

 そんな軽快なやりとりを続けながら、2人は記者として、キャスターとして、そして子を持つ母として、放送局や新聞社という男社会の中で、沖縄の諸問題に向き合い続けてきた思いや経験を振り返りました。

 著書のタイトルに話題が移ると、島さんは「自分たちで『女子』って言っていることの是非は置いといて(笑)…。やっぱり基地や防衛、政治の問題は、男の人が考えることっていう雰囲気が新聞社の中にもあったんですよ」と打ち明けます。「沖縄の新聞社には、他の地方紙にはない『基地担当』がいるんです。そして、それはだいたい男性の仕事でした」

 島さん自身も入社して長い間、基地問題を直接担当することはなく、「私は生活に根差した教育などの分野を取材したい」と思っていたそうです。転機となったのは10年前、2007年に普天間基地を抱える宜野湾市などを担当したことでした。2004年に沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した3年後のことでしたが、「飛ばない」といっていたはずの集落の上空を平然と米軍機が飛び、子どもたちが耳を押さえる状況を目の当たりに。「これがまともな社会なんだろうか」「こんな異常な状況を子どもたちに継承してしまっている現状はおかしくないか」とあらためて怒りと疑問を覚えたという島さん。「基地問題は私たちの身近な、生活の問題なんです」と力を込めます。

 三上さんは「放送局でも基地担当は花形。英語ができて優秀な人が配属されることが多く、長いこと女性の基地担当はいなかった。基地問題って本当は生活や人権、子育ての問題なのに、生活レベルで基地のことが語られてこなかったんです」と語ります。

オスプレイは「欺瞞の象徴」

 折しも沖縄では12月に入り、辺野古訴訟で沖縄県の敗訴が確定し、名護市安部にはオスプレイが墜落、原因究明もないままの飛行再開、米軍北部訓練場の過半返還、返還式典への県の不参加…と目まぐるしい状況がありました。

 東村高江の米軍ヘリパッド建設を巡って、国がわずか7歳の子どもまでをも相手取って訴訟を起こすという異常な状況をドキュメンタリー映画「標的の村」に映し込んだ三上さんは「オスプレイの危険性は、この1~2週間で全国の人も実感したと思いますが、事故率の高さだけでオスプレイが嫌だと言っているわけではないんです。沖縄をだましても全国の人は関心も持たない。だから(工事を強行)できるんだ、っていう国民を踏みつけながら国防を進めていく国の『欺瞞の象徴』がオスプレイ。だから配備を許してはいけないといっているんです」と哀しそうに怒りを込めます。

沖縄を「理解」するってどんなこと?


 基地と隣り合わせのコザ(沖縄市)で生まれ育った島さんは、「米兵が乗った車には気をつけなさいよ」「女の子はあの通りには近づくな」と言われながら育ってきました。米軍人や軍属によるレイプに苦しみ、おびえて暮らす女性たちの気持ちも骨身に染みて分かっています。

 「でも、本土の人から『沖縄はたくさん金をもらっているだろう』と言われる。ただ、その金と被害が引き合ってないって思ったんです。そんな疑問から連載『ひずみの構造―基地と沖縄経済』が生まれました」と説明します。

 「取材を進めてみると、沖縄は他府県に比べて予算を多くもらっているわけじゃなかった。基地収入だって県の総収入の5%しかないし、その7割は軍用地用料や人件費などで、私たちの税金である『思いやり予算』から出ている。経済効果がないどころか、返還された方がはるかに経済効果があるってことが、どんどん分かってきたんです」と、生活者の視点から物事を見ていく重要性をあらためて指摘してくれました。

 三上さんは、自分の大切な妻や娘、恋人を米軍人・軍属による性暴力から守れなかった男性たちの苦しみにも言及し、「そこに正面から闘える人間がどれほどいるのか…。どうにもならない状況の中で自分を保っていくには、思考停止になるしかない。そうやって沖縄の人は誇りを傷つけられてきた」と語ります。

 「そうした日々の細かい不幸の本質を明らかにして、解決の糸口にしなくちゃいけない」「基地のことを知るっていうのは、基地のことを(表層的に)学んだりすることではなくて、沖縄の抱えてきた70余年の悔しさを読み解いていく作業だって思います」

おかしいことはおかしい!


 年明けにも公開となる三上さんの新しい映画「標的の島」の撮影エピソードの紹介もあり、質問や意見も相次ぐなど、盛りだくさんでディープな内容のトークイベントとなりました。

 最後に島さんは「生活の視点から沖縄の問題、基地問題を語ろうよっていうのがこの本のメッセージだし、私たちメディアもそんな視点で報道していきたいと思っています。子どもたちが授業中、(米軍機の)騒音で授業が何度も中断されるってやっぱりおかしい。おかしいことはおかしいよって慣れずに言いましょう」と呼び掛けてくれました。

 三上さんは「私たちが日々伝えている県民の抵抗は、辺野古や高江、沖縄だけの問題じゃない。民主主義や国民主権という私たちが生きていくためのベースを、権力側が奪いにかかっている、それを守る最後の砦が沖縄なんだと思います」と語ってくれました。

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