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アメリカのアップル社が、マクラーレン・テクノロジー・グループの買収あるいは出資のため交渉を行っているとフィナンシャル・タイムズが21日に伝え、マクラーレンはすぐさまこれを否定した。その後、両者が一時協議していたのは事実だが交渉はまとまらなかったとの報道が出てきた。
フィナンシャル・タイムズによると、事情を知る3人の人物が、アップルはマクラーレンの買収あるいは戦略的投資を検討しており、数カ月前に交渉がスタートしたと述べたという。
アップルは2年以上にわたり自動運転・電気自動車の計画を進めているものの最近このプロジェクトが難航しているといわれている。マクラーレン・テクノロジー・グループとの提携は、アップルの自動車プロジェクトにとって役立つものと考えられる。マクラーレン・テクノロジー・グループはF1チーム、スポーツカーを製造するマクラーレン・オートモーティブ、エレクトロニクス分野のマクラーレン・アプライド・テクノロジーズから成る。
この件に関してアップルはノーコメントを貫いているが、マクラーレンは次のような声明を発表し、交渉中であるという報道を否定した。
「マクラーレンはアップルと投資の可能性に関して協議中ではないと申し上げることができます」とマクラーレンのスポークスパーソンは語った。
「ご承知のとおり、私たちのブランドの性質からして、私たちは常に幅広い分野の相手と内密に話し合いを行っています。ですが、それに関して外部に明かすことはありません」
このマクラーレンのコメントは、「現在は交渉中ではないが、過去に交渉したことはある」と解釈することができる。
Autocarは、アップルが買収、投資、提携に関してマクラーレンと交渉していたのは事実だが、現在交渉はストップしていると報じた。
また、F1ジャーナリストのジョー・サワード氏も22日、「マクラーレンとアップルは話し合いをしていたのかもしれないが、今はもう交渉していない。契約が結ばれることはないだろう」と述べている。
http://www.as-web.jp/f1/48977?all