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【安保法案特別委採決】やじ、怒号…カメラに向け「反対」

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 15日の衆院平和安全法制特別委員会で110時間を超える審議の末に採決された安全保障関連法案。野党議員が委員長を背に傍聴席のカメラに向け「反対」のプラカードを掲げてアピールもする中、与党の賛成多数で可決された。「節目を迎えた」「強引な採決」。与党議員は安堵(あんど)の表情を浮かべ、野党議員は反発し、委員室には拍手と怒号が飛び交った。

 「節目だが、法整備で国際貢献やテロへの対処といった課題をどう克服できるか。もっと本質について議論したかった」。委員の盛山正仁議員(自民)は振り返る。

 14日までの審議時間は与党が目安としていた「80時間超」を大幅に超えた113時間。この日も与党議員が10分足らずの質疑時間の中で、野党議員は1人30分ほど割かれた。安倍晋三首相は、これまで1人当たり6時間にわたる質疑時間を取り丁寧に対応しようとしてきたとし「充実した議論をしたい」と訴えかけた。

 だが、この日も野党側からは、安倍首相が答弁に立つ度にやじが飛び、審議が中断される場面もみられた。採決では野党議員が大挙して浜田靖一委員長(自民)に詰め寄り、マイクを奪った。「自民党感じ悪いよね」「アベ政治を許さない」。用意したプラカードを一斉に掲げ、委員長らに背を向けカメラに強調する議員の姿もあった。

 委員の伊佐進一議員(公明)は「刺激的な言葉で目を引くプラカードを掲げていたが野党として本来すべきことは、なぜ今この法案が必要なのかを議論することではないか」と訴える。採決には応じなかった青柳陽一郎議員(維新)も「(委員長を取り囲むのは)一つの手段だとは思うが、責任ある野党のすることではない」と疑問を呈した。

 ただ、法案は与党の賛成多数で可決された。青柳氏は「9月27日まで会期があるのに、こんな中途半端な時期に審議を終わらせる必要があるのか」と不満をのぞかせた。

 強く反発した民主からも不満が漏れた。委員の長妻昭議員は「強引な採決。議員の数は与党が多いかもしれないが、国民の中ではわれわれが多数だと思っている」近藤昭一幹事長代理も「諦めず声を上げていきたい」と話した。

 法案は16日にも衆院本会議で可決されて、参院に送られる見通し。「国民のためになる法案だと思っている。議論のかみ合わないところもあったが、大体の論点は出た」。浜田委員長はこう述べた。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1507150084.html