遼寧省瀋陽市の集合住宅で現地時間６日午後２時ごろ、最上階にあたる７階部分と６階部分のテラスが崩落する事故が発生した。けが人はいなかったという。中国青年網が７日報じた。
テラスが崩落した７階の部屋に住む女性は当時、居間で餃子の具を作るために包丁で具の材料を叩き切っていたという。「最初、テラスからミシミシッという小さな音が聞こえてきた。見に行って戻ってきた数秒後に突然大きな音がして、見てみたらテラスがなくなっていた」と当時の様子を語った。
突然崩れた６階と７階のテラスが落下してきた５階のテラスは壊れ、部屋の中も土埃や砕石でいっぱいに。住民は「びっくりしていまだに落ち着かない」と話す。
事故発生時、テラスには重いものは何も置かれておらず、内装をやっている家もなかった。崩落後、建物本体の複数個所に亀裂が生じ、むき出しになったところから鉄筋は見当たらなかった。なお、この建物は市の「安全住宅団地」認定を受けていたという。
記事は、包丁で具の材料を叩き切った振動でテラスが崩落したのではないかと見て、餃子の具を作るときには、もう少し静かにミンチを作った方がよさそうだと揶揄している。
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