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建設費は?費用負担は?…どうなる新国立競技場

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アーチ2本で1,000億円程・・・
正に、無駄金・・・ 




 2020年東京五輪パラリンピックのメイン競技場となる新国立競技場(東京都新宿区)の建設計画が揺らいでいます。建設費が現行の1625億円から2500億円にも膨らむ可能性が浮上し、2019年9月開幕のラグビー・ワールドカップ(W杯)に間に合うか微妙な情勢です。

 建築専門家はデザインの抜本的見直しを提言。費用負担を巡り、舛添要一東京都知事と下村文部科学相との対立も深まっており、先行きは見えない状況です。過去の記事から経緯をたどります。

屋根にかかる2本のアーチ…斬新なデザインがネックに

 相次ぐ見込み違いは、12年に採用が決定した斬新なデザインに起因するとの見方が強い。採用されたデザインは、競技場の屋根にかかる2本の巨大アーチが特徴的。ただ、ゼネコンの見積もりでは、この「キールアーチ」と呼ばれる部分だけで、品質が高く高価な鉄が2万トン近く必要になるという。文科省は安価な外国産への変更などを求めているが、ゼネコンとの意見の隔たりは埋まらず、政府関係者は「奇抜なデザインを選んだツケが今になって回ってきた」と皮肉る。(2015年06月05日)

建築専門家からも疑問の声

 建築界のノーベル賞と呼ばれる「プリツカー賞」を受賞している建築家の槙文彦さん(86)らで作るグループは、巨大アーチがコスト高や工期の長期化を招いているとして、巨大アーチを取りやめるよう提言する。グループは、現行のままだと建設費は2700億円を超えると試算。アーチを取りやめれば、最大1500億円程度に圧縮でき、工期も42か月程度に収まるとしている。槙さんは「今が計画を見直す最後のチャンスだ」と訴えている。(2015年06月05日)

下村文科相もデザイン見直しに言及

 下村文科相は22日の閣議後記者会見で、「(建築家の)槙文彦氏らのグループ案が実現可能なのかを含め、1週間くらいで最終決定しなければならない」と述べ、コスト高騰の要因とされている現行デザインの見直しも検討していることを明らかにした。

 これまで下村文科相は、現行案のまま計画を進める考えを強調していたが、「コストダウンを含めて調整できる部分があれば調整したい。間に合うかどうかについて専門担当者に調査をしてもらっている」などと述べ、柔軟に検討していく考えを示した。(2015年06月22日)

結局、デザインは変更せず

 下村文部科学相は29日、大会組織委員会の調整会議で、費用高騰の要因となった巨大アーチ構造はそのまま残して、総工費は895億円増の2520億円、完成時期は従来より2か月遅れの19年5月末とする計画見直し案を初めて報告した。(2015年06月29日)

工費高騰の原因「ザハ氏の案を選んだこと」と文科相

 総工費が当初予算の2倍近い2520億円に膨らんだことについて、下村文科相は「ザハ・ハディド氏の案を選んだことが、結果的に予算オーバーとなった」と述べ、女性建築家のザハ氏のデザインの特徴である巨大アーチ構造が要因との認識を初めて示した。

http://www.yomiuri.co.jp/matome/20150605-OYT8T50063.html