都知事選:細川氏「原発問題を争点とさせない力が働いた」
何でも陰謀論( ^∀^)ゲラゲラ
元首相の細川護熙氏は午後8時半過ぎ、硬い表情を浮かべながら東京都千代田区の事務所に入り、「出馬への逡巡(しゅんじゅん)があり準備期間が短かったこと、原発の問題を争点とさせないとする力が働いたこと、そのほかにも幾つか要因があった」という敗戦のコメントを読み上げた。
細川氏は、小泉純一郎元首相(72)との二枚看板で「原発ゼロ」を訴えたが、自公の組織力を前に苦戦を強いられた。投票率が大雪のせいもあって伸び悩んだことも、無党派層の取り込みを狙った陣営には逆風となった。
告示日の朝、都庁前で上げた第一声は、メモを手にしながらのぎこちない演説だった。政界引退から16年。声に張りはなく、わずか11分で演説を終えた。だが、ワンフレーズで聴衆を引き付ける小泉氏の存在感は絶大で、連日、応援に立った街頭演説は、各地で黒山の人だかりができた。
細川氏も、演説を重ねるうち「首相時代の感覚を取り戻し」(細川氏側近)、陣営も手応えを感じていたが、立候補会見が告示前日にずれ込むなど選挙戦の出遅れが響き、中盤に入っても世論調査の支持率は伸び悩んだ。
細川氏は、反原発票が割れる結果となったことについて「(宇都宮氏と)両方足して1位の票に迫る数が示せたことは、政府の(原発)再稼働の政策にも影響を与えるのではないか」と指摘。「小泉さんたちとも相談して、これからどういう形で反原発の運動を進めるか考えたい」と述べたが、自身の国政復帰は否定した。
細川氏は事務所で小泉氏のメッセージを代読した。小泉氏は「残念な結果ですが、細川さんの奮闘に敬意を表します。これからも『原発ゼロ』の国造り目指して、微力ですが努力を続けてまいります」として、今後も反原発の活動に取り組む考えを明らかにした。【竹内良和、小泉大士】
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140210k0000m010096000c.html