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【検証・豪雨被害】大学はなぜ避難勧告の中、休講にしなかったのか

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休む事を「悪」とする日本人の風潮の結果だよ┐(´д`)┌ヤレヤレ




「〇〇川が氾濫危険水位になった」

2018年7月6日午前、教室に防災速報が鳴り響く中、授業が続いた。大学が休講を判断したのは、近くを通る阪急電車が運休してから。「運休してから、休講と言われても」と、ツイッター上などで、休講判断に疑問の声が相次いだ。

「記録的な大雨」の中、なぜ大学は授業を続けたのか。学生は授業に行くかどうか、どう判断すれば良いか。

2018年7月6日、大阪大学の1限目(午前8時50分〜午前10時20分)、30人ほどの学生たちは教室にいた。学生たちの携帯には「〇〇川が氾濫危険水位に」「〇〇に避難所を開設」という速報が表示される。学生の中には、「近所の川が……」という人もいた。

大阪府豊中市にある大阪豊中キャンパスで講義をしていた谷口真由美・大阪国際大学准教授はこう振り返る。

当日は未明から防災速報アラームが次々と鳴り、朝からJRの一部区間が運転を取りやめ、気象情報は大雨の注意喚起をしていた。

このため谷口さんは自主的に、授業の出席を取らないことを決断。当日の午前6時41分、出席を取らない旨と合わせ、「(出席するかどうか)自分で判断をしてほしい」と学内の電子掲示板で学生に案内した。それでも学生が来る可能性も踏まえ、自身は車で大学に向かった。

しかし、実際教室に向かうと、30人ほどの学生が出席していた。

掲示板、見なかった?」

と聞くと、学生たちの間からは、

「2限目以降、出席を取るかもと思った」「先生は授業をするだろうから」「下宿から歩いて5分だから来た」など、理由はさまざまだった。

ある遠方から通学する学生は、午前6時40分に自宅を出ていた。電車は運休していたが、「親が大学まで車で送ってくれ、親はそのまま会社に行った」という。さらに「何があっても学校に行くものだと思った」と話した。

大学から大雨に関してメールが来たのは、午前10時過ぎ。谷口さんには「現段階では休講になっていないが、出席できない学生に不利益にならないように配慮をしてほしい」というようなメールが届いた。1限が終わる午前10時20分の直前だった。

さらに午後2時前になり、大学から休講するとの連絡が来た。4限目(午後2時40分)以降の全学共通科目を休講にする連絡だった。

Twitter上では電車が運休した後の休講の連絡に、「電車が動かないのにどうやって帰るんですか」と戸惑いのつぶやきが見てとれた。

休講続けばお盆まで授業

なぜ大阪大学の休講判断は昼過ぎまで持ち越されたのか。

谷口さんは、大学の判断にも一定の理解を示す。

「大学には休講に関するマニュアルがあるので、それに乗っ取らないと休講にできない。さらに前期の授業は15回と決められている。地震による休講もあり、休講する授業が増えると、お盆まで補講をしなければいけなくなる」

大阪大学によると、休講の判断はキャンパスがある地域に、暴風警報、特別警報が発令された場合、または交通機関が運休した場合。対象の交通機関は、キャンパスによって異なる。豊中キャンパスの場合は、原則、阪急が全面運休した場合。

7月6日の豊中市付近の天候は、午前9時の段階で、1時間に35.5ミリの激しい雨が降っていた。該当の気象警報は発令されていなかったが、大学の近くを走る阪急宝塚線が、昼過ぎから全線で運転を見合わせたため、休講にした。

同大によると、最寄りの大阪モノレールや地下鉄は動いていたため、学生は帰宅できると判断したという。念のため、キャンパスに避難所も設けたが、利用者はいなかった。

学生から早い休講判断を求める意見が出ていることに、「そちらも含めて、対応をしなければいけない」(大阪大学教育企画課)と話していた。

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%90%E6%A4%9C%E8%A8%BC%E3%83%BB%E8%B1%AA%E9%9B%A8%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E3%80%91%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E9%81%BF%E9%9B%A3%E5%8B%A7%E5%91%8A%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%80%81%E4%BC%91%E8%AC%9B%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B/ar-AAzOJBM#page=2