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第2次大戦中の独製潜水艦、若狭湾で発見 原形とどめ

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第2次世界大戦中に日本に譲渡された、ドイツ潜水艦が若狭湾の海底で見つかった。旧日本海軍に引き渡し後、「呂号第500潜水艦」と名付けられ、戦後、連合国軍総司令部によって沈められた。浦環(うらたまき)・九州工業大特別教授(東京大名誉教授)らの研究チームが3日、正確な位置や映像を公表した。

 調査をしたラ・プロンジェ深海工学会によると、6月18日から4日間、漁船から音波を使って探索。丹後半島の東、7~8キロの位置に呂500(全長約77メートル)を含め3隻の潜水艦を発見した。ほかの2隻は川崎重工業製の「伊号第121潜水艦」(全長85メートル)と三菱重工業製の「呂号第68号」(全長76メートル)。呂500と伊121の映像は無人潜水機を遠隔操縦し、撮影した。

 チームによると、3隻の潜水艦は原形をとどめたまま、若狭湾内の水深80~90メートルに艦底を海底につけるように沈んでいる。浦さんは「艦首や艦橋の形から呂500潜水艦を含む3隻であることは、間違いない。日本の潜水艦技術の向上に貢献した呂500が実際にあることを示せた」と話している。

 呂500は、日本に機密資料などを輸送したドイツUボート「U511号」で、1943年に日本軍に引き渡された。広島県呉市に到着後、京都府舞鶴市に移され、終戦を迎えた。(田中誠士)

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