今まで、参加可にしておきながら、急に不参加って・・・
相撲は、協会どころか相撲自体一度崩壊させるべき!
静岡市で八日にあった大相撲春巡業「富士山静岡場所」で、力士が土俵上で子どもに稽古を付ける「ちびっこ相撲」に、毎年参加していた小学生の女児が参加できなかったことが分かった。主催者側に日本相撲協会から直前に「女の子は遠慮してほしい」と連絡があった。
主催した実行委員会の幹部によると、静岡場所を担当する日本相撲協会の荒磯親方(元幕内玉飛鳥)から四日に電話があり、ちびっこ相撲に女児を参加させないよう要請された。ちびっこ相撲には結局、焼津市と静岡市の相撲クラブの男子のみ約二十人が参加した。
電話があった四日は、京都府舞鶴市での巡業で、土俵上であいさつをしていた多々見良三市長が突然倒れ、看護師の女性らが駆け寄り、救命処置をした。その最中に行司が「女性の方は土俵から下りてください」と場内アナウンスで促したことで、「命よりも『女人禁制』の伝統が大事なのか」と批判が集中した。女児三人が参加予定だった「やいづ少年相撲クラブ」(焼津市)のコーチは「三月ごろに県相撲連盟から参加の打診があった。地方の巡業ぐらい女の子も土俵に上げてほしかった」と残念がる。
協会広報部によると、三月の大相撲春場所中に巡業部長名で「年齢にかかわらず女性を土俵に上げないように」との通達が出された。広報部の担当者はこの時期に通達を出した理由については「巡業部長が交代したことが一つ」と新巡業部長の意向を示唆した。 (沢田佳孝、福島未来)