ARIA Company業務連絡

日々の「タメ」になる情報を一切発信しないゴミブログです(*ノω・*)テヘ

<神戸・尼崎>暴排教室、開店休業「組員の子、差別の恐れ」

023e52c0
確かに、子供には罪はないよ
でもね、非合法活動をしてる時点で、自分のみならず、家族も後ろ指刺されるのは覚悟の上でしょ?
それが出来てないなら、足を洗うべき

組員の子が差別されるのも覚悟しろっての!


 国内最大の指定暴力団山口組」(総本部・神戸市)など多くの暴力団事務所を抱える兵庫県で、公益財団法人「暴力団追放兵庫県民センター」が中学・高校で実施している暴力団排除(暴排)教室が“開店休業”に陥っている。実施は2016年度は6校、17年度は昨年12月までにわずか1校。「組員の子の心を傷つける」「差別につながる」など教育現場の懸念が背景にあるようだ。

 暴排教室は、15年8月に山口組から神戸山口組(現在は指定暴力団)が分裂し、抗争状態になったことをきっかけに16年度に始まった。恐喝や違法薬物売買で資金を集める実態、組織内の上納金に窮して犯罪を繰り返す状況などをセンター職員が解説し、トラブル時には警察などに相談するよう指導する。ただ、県内の全中学・高校に呼びかけているが反応は鈍く、神戸・尼崎両市内では開催ゼロだ。

 学校現場からは「いじめや偏見の火種を作りたくない」などと、人権や学級運営の観点から懸念の声が聞かれる。「暴力団組員を親に持つ子供の心情に配慮する必要がある」と話すのは、神戸市内のある中学校長。「生徒たちの前で暴力はダメと言えるが、暴力団については説明の仕方が難しい」と明かす。

 これに対し、同センターは暴排教育について「子供を危険から守るために必要。振り込め詐欺出し子にされたり、風俗店で働かされたりと中高生も被害に遭う」と強調。「『子供への配慮』を言われると手立てがない」と戸惑いを隠せない。

 学校での暴排教育を巡っては06年、福岡県警が中学・高校向けに制作した「暴力団追放ビデオ」について暴力団側が「組員の子供がいじめられる」と訴え、北九州市教委に上映禁止を求める文書を送った。しかし、市民や企業を狙った悪質事件が続く中、11年度から教員免許を持つ県警職員が講師となり、16年度の実施率は約96%に上る。

 識者はどう見るか。

 久留米大非常勤講師で作家の広末登さん(社会病理学)は「暴力団のしきたりが今の若者になじまず、加入希望者は減少傾向。暴排教室は不要。暴力団加入の一因に貧困がある。格差是正の教育的支援こそ進めるべきだ」と主張。多文化共生教育に詳しい大東文化大の渡辺雅之准教授(生活指導論)は「一切触れないのは消極的過ぎる。薬物やネットに関わる危険性を考える学習の一環で取り上げるなど、組員の子供が排除されないように工夫すべきだ」とし、きめ細かい対応を求める。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-00000045-mai-soci