さすがに、民進党支持者でもこの寝言は理解出来んのでは?
10月28日のTBS系「報道特集」で、民進党の小西ひろゆき参議院議員が取材に答え「9月28日の民進党両院議員総会の決定は無効」と語っていました。
番組では「一強多弱は続く?分裂野党の混乱」として衆院選を特集、民進党の政党交付金が希望の党など複数の形で立候補した候補者たちに分配された件について小西議員に話を聞いていました。
民進党出身者で希望の党公認になった人には活動費として1,500万円を渡したなど総額で合計26億円前後に達したという政党助成金の分配について「政党交付金、使途に問題は?」と疑問を呈した形でしたが、小西議員はここでまず「候補者を支援するのは民進党という政党の政治活動と言えるものだろう」との解釈を披露、その理由としては「安倍政権を打倒すること自体が民進党の最大の政治目的」だったからと主張。
小西「両院議員総会の決定は、安倍政権を打倒するために乾坤一擲の戦いを仕掛けると。安倍政権を打倒するっていうこと自体がまず民進党の最大の政治目的でしたし、で、その打倒の後に我々の掲げる理念政策を実現するというのが我々の政治目的でしたので、希望の党の候補者として戦う者たち、それは全員元民進党の候補者なんですけど、それを支援するというのは民進党という政党の政治活動と言えるものだろうと。」
そしてその後、番組が小池都知事の排除発言などによって全員が希望の党に合流できない事態となったことに触れた際、小西議員は「(希望の党への合流を決めた)両院議員総会の決定は無効」と指摘していました。
小西「(9月)28日の両院議員総会の決定は無効ですので、もう全ての前提が違いますので、あれを正式な議決と認めるわけにはいきませんので」
9月28日の民進党両院議員総会で承認されていたのはこの3項目(民進党より)。
「(1)今回の総選挙における民進党の公認内定は取り消す(2)民進党の立候補予定者は「希望の党」に公認申請することとし、「希望の党」との交渉及び当分の間の党務については代表に一任する(3)民進党は今回の総選挙に候補者を擁立せず「希望の党」を全力で支援する――の3項目の提案を両院議員総会として承認した。」
「前提が違うから決定は無効」「正式な議決と認めるわけに行かない」ガバナンスの問題がしばしば指摘される民進党内でどのようにどのように取り扱われるか注目されます。
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