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優先席に座った体調不良の女子高生 老人が「お前の座るところじゃない!」と激怒

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優先であって、専用じゃない
譲る云々は、善意であって、強制じゃない

それが分からん老害に席を譲る必要性無い!!




とある女子高生Twitterに投稿した体験談が、話題になっています。

女子高生はある日、持病である脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)の症状に襲われていました。

脳脊髄液減少症

頭頂部の脳脊髄液(のうせきずいえき)が漏出することで、激しい頭痛や目まい、耳鳴りや倦怠感といった症状を引き起こす。
2000年頃に提唱され、現在は治療法の研究が進められている。

人によって楽な姿勢は異なりますが、彼女の場合は身体を起こすと症状が悪化し、横になると少し楽になるのだそうです。

入院したことで少し症状は軽くなったものの、再発したこともあり、いまだに苦しんでいるといいます。

その日は朝から酷い症状に悩まされていたため、女子高生は親に頼んで、6時間目から登校することにしました。

体調が悪く、優先席に座っていたら…

家で休んだ後、痛む頭を押さえて女子高生はバスに乗って学校に向かうことにしました。

午後ということで、バスの中は比較的空いていたそうです。

(誰も座っていないし、体調も悪いから、今日は優先席に座ろう)

そう思い、女子高生は優先席に座りました。

しかし、次のバス停で乗ってきた老人は、そんな彼女の姿を見て近寄ってきました。そして、耳元でこう叫んだのです。

「ここは、お前ら学生が座るところと違うっ!」

涙をこらえながら酷い頭痛に耐えていた女子高生。

そんな中、見知らぬ人に耳元で怒鳴られ、あまりの出来事に視界が真っ白になるように感じたといいます。

確かに、学生が優先席に座るのは、はたから見るとおかしいかもしれません。
でも、誰も座っていない優先席に座って、大声で怒鳴られて…本当につらかったです。

「こんな人もいるよ。こんなこともあるよ」ということが、少しでも伝わればいいなと思い、投稿しました。

「外見で分からないだけで、その人には事情があるかもしれない」…その可能性を考えてほしいと、女子高生はこの出来事についてTwitterに投稿しました。

若者が『優先席』に座るのはいけないこと?

「優先席に若者が座っていたら、どう思いますか」と聞かれたら、きっと意見は大きく2つに分かれることでしょう。

「若者なんだから、座るべきではない」

「空いていれば、座ってもいい」

目の前に優先されるべき人がいるにも関わらず、席を譲らないのは確かに問題があります。ですが、優先席が空いている状態でも、若者は座ってはいけないのでしょうか。

まして今回の場合、女子高生は酷い体調不良に襲われていました。これは、責められるべきことなのでしょうか。

一般的に優先席とは、高齢者や障がい者、けが人、体調不良者、妊婦、乳幼児連れが『優先的に』座る席を指します。

中には『専用席』を設けている交通機関もありますが、ほとんどの優先席は「その他の人が座ってはいけない」と定めているわけではありません。

症状は目に見えなくとも、優先席に座っている若者の中には、体調不良や病気などの事情がある人もいるかもしれません。

優先席は本来、思いやりのある社会を目指す一環として設置されたもの。常に他者をいたわる優しい心を持ち、生活していきたいですね。

※投稿者さまのご希望により、お名前を伏せて掲載しております。

http://news.livedoor.com/article/detail/13724003/