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盆栽プラモデル、まるで本物…海外で販売へ

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盆栽は日本ではイマイチだけど、海外のファンなら手軽な盆栽として爆売れしそうだけど、こんなニッチな商品によくGOサインだしたよなぁ~




 静岡市清水区の模型メーカー「プラッツ」は今秋にも、ミニチュア盆栽のプラモデルの販売を海外で始める。

 海外で盆栽がブームであることから、手軽なインテリアとしての需要を取り込むのが狙いだ。同社によると、盆栽のプラモデルの商品化は、ほかに聞いたことがないという。

 商品名は「THE BONSAI(プラスチックモデル)」。大きさはモデルとなった実際の盆栽の12分の1で、高さ4・5センチ、幅6センチ。合成樹脂製の部品を5分ほどで簡単に組み立てられるという。

 こだわりは、松の木の表現だ。葉の部分は、緑色の人工繊維を手作業で付けたほか、幹の質感を本物に近づけるために、技術の高い職人が金型の原型を製作した。望月保延社長(60)は「他社ではまねできない技術を使い、幹や枝のリアリティーにこだわった」と胸を張る。

 5月に静岡市で開催された国内最大級の模型見本市「静岡ホビーショー」に出品したところ、海外の人からは「本物みたいだ」「面白い」と評価する声が相次ぎ、望月社長は自信を深めた。

 日本盆栽協会(東京)によると、海外ではガーデニングが文化として根付き、20~30歳代の若い世代も盆栽を楽しんでいる。盆栽は近年、フェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で広まり、人気が高まっているという。財務省の貿易統計によると、盆栽や鉢物などの輸出額は2009年に44億7000万円だったが、14年には1・8倍の81億4000万円に達した。

 同社は、海外で認知度の高い盆栽は十分、商機があると判断。盆栽のプラモデルは9月から国内の模型店などで発売し、順次、米国や欧州、中国、台湾など海外でも販売する。海外では、書店で盆栽に関する本とともに販売したり、人気の高い日本のアニメキャラクターのフィギュアと一緒に展示したりすることを検討している。

 当初、商品は1種類で始めるが、今後2年間で12種類まで増やし、6万個の販売を目指すという。価格は、1個1500円(税抜き)。盆栽のプラモデルを飾る床の間を表現するため、掛け軸や畳など付属品の販売も予定している。

 同社は、大手模型メーカーを退職した望月社長が00年に設立。飛行機や戦車のプラモデルやアニメのフィギュアなど、幅広い商品を展開するほか、海外の20社以上の模型メーカーの販売代理店を務めている。(秋山洋成)

http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160818-OYT1T50015.html?from=tw