先日、某インタヴューで『蜘蛛の糸』の話になって、あれは、釈迦にしては「条件付き救済」の態度が慈悲からはほど遠く、寧ろ芥川が「救われるに値する人だけを救う」という社会(国家)を風刺したのではないか、と言われ、考えさせられた。芥川の意図はともかく、今なら確かにそう読めそう。
— 平野啓一郎 (@hiranok) September 11, 2021
先日、某インタヴューで『蜘蛛の糸』の話になって、あれは、釈迦にしては「条件付き救済」の態度が慈悲からはほど遠く、寧ろ芥川が「救われるに値する人だけを救う」という社会(国家)を風刺したのではないか、と言われ、考えさせられた。芥川の意図はともかく、今なら確かにそう読めそう。
— 平野啓一郎 (@hiranok) September 11, 2021