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<衆議院選>次世代の党・平沼赳夫党首の第一声【全文書き起こし】

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次世代の党は今までの政治家とは思えない、思い切った発言が多過ぎるw


平沼:皆さま方、寒風吹きすさぶお忙しい中、こうして出陣式に大勢お集まりをいただきまして、まず心から御礼を申し上げる次第であります。私は現在、次世代の党という党をつくりまして、党首をさせていただいています。皆さま方、ご承知のように、日本維新の会に所属して、国会議員団の代表をしておりました。同じ考え方で大阪の諸君と進んでいたわけでありますけれども、結いの党という政党が大阪の人たちに接近をしてきました。それまでお互いに合意をしていた自主憲法の制定はしないということになった。さらに、われわれはこの国の安全保障というものをしっかり確立しなければならない。こう言っていたら、集団的自衛権はやらない、結いの党はそう言いました。

 また、原子力発電の問題、大きな問題になっておりますけれども、マスコミの人たちはなぜか書きませんけれども、54基ある原子力発電所が全部止まっているために、われわれ日本人は1日高い天然ガス、あるいは石油を買うために100億円ずつお金を世界に払っているわけであります。これは年に換算すると、優に3兆6,000億を超えるお金なんです。先人たちが一生懸命培って確立した技術であるわけであります。ですから、全部廃止じゃない。安全性がしっかりと担保できれば国のために1基や2基、動かしていこうじゃないか。大阪の人たちもそれに同調してくれていました。

 しかし、その根底が変わってしまって、われわれは石原さんと大阪の市長の橋下さんが会談をして、20分で分党が決まったわけでありまして、石原さんが私に党の党首になってくれ、こういうことでお引き受けをして、最初は衆参合わせて23人の国会議員でスタートをいたしました。現在3名増えまして、26名でやっているわけであります。今回の総選挙、よく野党の諸君は大義名分なき解散だと、こういうふうに言っております。私も当初、そう思いましたけれども、われわれ、民主主義の世の中に生活をしている。その民主主義の中で解散総選挙はある意味では大義であるわけでありまして、私は雄々しくそれを受けて立ち上がる、こういう決意に燃えたわけであります。

 雄々しいという言葉は日本人の言葉であります。昭和天皇終戦直後に国民に向かって読まれた御製があります。それは、「ふりつもるみ雪にたへていろかへぬ松ぞををしき人もかくあれ」。終戦で打ちひしがれて何すらする努力がなかった日本の国民、そのときに大雪が降って、松の上にうず高く積もった、その姿を見て昭和天皇は「ふりつもるみ雪にたへていろかへぬ松ぞををしき人もかくあれ」、やっぱり日本人としては松のように緑の色を変えないで、降り積もった雪にじっと耐えている、そういう国民を望まれたわけでありまして、私は雄々しく受けて立つ、こういう気持ちになったわけであります。

 次世代の党はいろいろ経験しております。私が何よりもうれしいのは、私が当選前から訴えてきた自主憲法の制定をこの日本で行おう、こういう政党になって、みんなが若い国会議員もそういう考え方で一生懸命、努力をしております。私どもは安倍内閣のやっているアベノミクスはある意味では評価をしております。一度や二度やはうまくいって、賃金もある意味では上がった。雇用も改善され、有効求人倍率も上がった。そういうことを考えますけれども、地方ではその恩恵がありません。第3の矢は成長戦略でありますけれども、その第3の矢の見通しが明確でない。次世代の党はそれにあたって、日本はお金がないわけじゃない。

 例えば、財務省は国と地方併せて国の借金は1,000兆円もある、利払いだけでも大変だ、こう言っていますけれども、スペインやポルトガルギリシャやアルゼンチン、メキシコと違って日本はよその国からお金を借りていません。95%は国民のお金で賄っているわけであります。ですから、国民サイドから見れば、負債ではなくて、債権なんです。また、個人の金融資産も1,400兆円以上あります。ですから、潤沢な資金があるんですから、国が保障して借金という形ではなくて、基金を日銀に積んで、それを今、お米の値段が下がっているんです。1万円以上、こう言っていたのが7,000円とか、7,200円になってしまった。そういったところにそのお金を振り向ける。これは国の借金ではなくて、国の対策になるわけでありまして、そういう形で生きたお金を使っていくべきだ。

 例えば、リニア新幹線JR東海が1社でやると言っていますけれども、東京から名古屋だけじゃ駄目です。日本中にリニアをする。200兆円あれば、十分にできるわけでありますから、そういう積極的な経済対策をやって、そして第3の矢をしっかりと成就させなければならない。次世代の党はそういう考えをもってやっていきたいと思うんです。国中を見回していますと、いろいろ不都合なことがあります。

 例えば、外国人に生活保護費が非常に多くいっています。日本の役所は統計を出しておりませんけれども、われわれが調べてみると、1,260億円も外国人に生活保護費がいっています。外国人、日本に生活している外国人では1,000人あたり147人にその生活保護費がいっています。じゃあ、日本人にはどのぐらいの比率かというと、日本人の場合には1000人の中でたった17人しかいっていない。法治国だから法律の裏付けがあるのかと思うと、まったくないんです。役所のいち局長の通達で当分の間、外国人に生活保護費を渡そう。これがずっと続いてきているわけであります。

 ご承知のように、最近、最高裁判所が判決を下しました。生活保護費は日本国民の税金から出ているわけですから、その支給は日本国民に限るという判決が出ました。私は困っている外国人には別途法律を作って手当てをすればいいと思いますけれども、1つの通達で野放図に1,000人あたり174人にも生活保護費を支給するというのは間違っています。一生懸命働いても8万円にしかならない、そういう現状で働かないで16万8,000円ももらうような政治はあらためていかなければいけません。

 次世代の党はいろいろ、こうした国の盲点というものをしっかり捉えて、国民のためになる政治を行っていきたいと思っております。今日は寒風の中、こうして盛大にお集まりをいただきましたことを心から感謝を申し上げまして、私の出陣にあたりましてのあいさつに代えさせていただきます。皆さま方、ご静聴誠にありがとうございました。
http://news.mynavi.jp/news/2014/12/02/359/