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車の燃費が10~20%改善、走行テストで実証 ワイ・ジー・ケー(山形)の新システム

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え?
このシステムって今季のF-1のエンジンと同様なんでは? 

 エンジン開発などのワイ・ジー・ケー(山形市山崎正弘社長)は20日、排ガスを電気エネルギーに変換する新システムの検証実験に関して東京都内で会見し、このシステムを搭載したデモカーの走行テストを行った結果、10~20%の燃費改善効果が得られたと発表した。新技術の優位性が実証されたことで実用化に向けて前進したとし、国内外の自動車メーカーなどにアピールを続けていく。

 エンジンから出る排ガスの排出経路に設置したタービンの回転により発電機を動かし、電気エネルギーを生み出す仕組み。排気エネルギーを活用することで、電気モーターとガソリンエンジンを組み合わせたハイブリッド車(HV)などの高効率化を図る。

 同社の新システムはエンジンが稼働する限り発電を行っているため、現行のHVより蓄電池を小型軽量化できるなどのメリットがあるという。タービンから発電機に回転を伝えるために必要な特製の減速機を開発するなどし、欧米で特許を取得している。

 会見には約70人が出席し、元東海大教授で同社最高技術顧問の林義正氏が説明した。林氏によると、デモカーの走行は9月と10月の計2日間、福島市にある離着陸場「ふくしまスカイパーク」で実施。800メートルの滑走路を2日間で約60往復し、エンジン動力のみと、新システムを稼働した際の走行結果を比較した。同一車速で比べた結果、新システムではアクセルを踏む量が低減され、10~20%の燃費改善効果が得られた。さらにエンジン回転数と発電量を分析した結果、エンジンの回転数の上昇に伴い発電量も増えるとのデータも得られた。

 現行のHVは減速時などに駆動輪からの動力で大容量のバッテリーを充電。低速走行時などにモーターを稼働させている。同社では今後、現行のHVに今回の新システムを組み合わせた場合の燃費改善効果などを検証する。山崎社長は「コストパフォーマンスが高く、自動車だけでなく、産業用機械、発電機にも応用の可能性があるシステムだ」と話した。
http://yamagata-np.jp/news/201411/21/kj_2014112100463.php