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京セラ:日本刀意識したセラミックナイフ 海外で人気

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日本刀と言うより、ダマスカス鋼的なんですが・・・ 



 枯れ山水のような波形の模様がほどこされたナイフが、欧米で人気を集めている。京セラが海外向け商品として開発し、2005年に発売したセラミックナイフの「KYOTOP(キョウトップ)」だ。

 セラミックスはもともと、「粘土を焼き固めたもの」を意味し、陶磁器やレンガ、ガラスなどもセラミックスの仲間。原料や焼き方を調整して、電子部品など精密さが求められる材料に使用されるものはファインセラミックスとも呼ばれている。京セラはセラミックスのナイフを1984年に国内で発売。鉄やステンレスと異なり、セラミックスの白い刀身が「おもちゃみたいだ」と言われたこともあったというが、軽くてさびることもなく、切れ味が長持ちするという特長が評価されるようになった。

 キョウトップは、欧州にある京セラの現地法人が「日本刀や和のテイストを意識したデザインのナイフを作ってほしい」と要望を寄せたのが開発のきっかけ。高級品に使用される黒いセラミックスを使い、枯れ山水庭園の砂紋をイメージした波形が浮かび上がるように加工した。柄の部分は高級感を高めるために木製にした。

 商品名には京セラの本社がある京都(KYOTO)から、世界一(TOP)のクオリティーを目指す、という思いを込めた。

 刃渡り20センチのナイフで、349ドル(約4万円)と高額にもかかわらず人気。国内では大丸東京店新宿高島屋の2店舗でも販売され、外国人観光客が日本土産として買っていく。京セラ宝飾応用商品事業部の松岡剛史さんは「軽くてさびないセラミックスの品質だけでなく、日本らしさが伝わるデザインが評価されている」と語る。

 同社のセラミックナイフは発売30年で累計1000万本を販売。世界55カ国で販売されており、近年は売り上げの半分を海外が占めている。【高橋直純
http://mainichi.jp/select/news/20141109k0000e020159000c.html