為替や株式投資の失敗で多額の負債を抱えているジーンズメーカーの「エドウイン」は、私的整理の一種である「事業再生ADR」と呼ばれる手法を使って、経営の立て直しを進めることになりました。
ジーンズメーカーの「エドウイン」は、為替や株式投資の失敗でこの5年間でおよそ550億円の損失を出し、300億円余りの債務超過となったことから、取引先の金融機関などと経営の再建策について協議を重ねていました。
その結果、エドウインとそのグループ会社は、27日までに私的整理の一種である「事業再生ADR」と呼ばれる手法を使って経営の立て直しを進めることを決めました。
事業再生ADRは、第三者機関が選んだ弁護士や会計士が、企業と取り引きのある金融機関との調整を進め経営再建を支援する制度で、エドウインは今後、経営再建を支援するスポンサー企業を選定するなどして、経営の立て直しを進めることにしています。
会社側はこれまでどおり、ジーンズの生産や販売などを続けるということで、消費者や取引先への影響はないと説明しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131127/k10013380731000.html