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はしか再流行の兆し、ワクチン反対運動が原因か

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流行してない=細菌類を絶滅させた
って認識から予防接種が減ったのなら、絶滅させてないって認識を理解させたら予防接種率は向上するだろう
だが、予防接種その物に否定的(接種したのに疾患したや、接種の副作用)なニセ科学先進国の日本では難しいだろうなぁ~


はしか再流行の兆し、ワクチン反対運動が原因か

【記者:Chloe Lambert】
 英国をはじめ先進国の大半でほとんど姿を消していたはしかが今、再び流行する兆しがある。

 厳密に言うと英国では、はしかはすでに根絶されている。だが、予防接種を受けていない子どもや大人がはしかの流行国へ渡航したことが原因で、この病気が国外から持ち込まれている。例えばワクチンの供給や接種スケジュールが確立されていないイタリアなどからだ。

 英保健当局は現在、高いレベルで警戒しており、各国政府もはしかの再流行を非常に懸念している。フランスやドイツ、イタリアでは最近すべての親に対し、子どもにMMR(麻疹、おたふく風邪、風疹)ワクチンを受けさせるか、少なくともかかりつけ医にワクチン接種について相談するよう義務付ける法案を可決した。

 はしかは確認されている中で最も感染力が強い疾患の一つだが、世界の広範な地域で撲滅されたことにより、かえって多くの人々が予防接種の必要性を軽視する危険に陥ったと専門家らは警鐘を鳴らしている。

 こうした状況に拍車を掛けているのは、根強いワクチン反対運動だ。今から20年前、英国の研究者であるアンドルー・ウェークフィールド(Andrew Wakefield)氏が発表したMMRワクチンと自閉症とを関連付ける論文は、世界中に大混乱を巻き起こし、子どもに予防接種を受けさせる親の割合が激減。以降、多くの論文で同氏の仮説に根拠がないことが示されたが、このワクチンに対する偏見は、多くの人々の心に疑問や不安を根付かせた。

 MMRワクチンの接種率は現在、ウェークフィールド氏の論文が発表される前の水準にまで回復した。だがこの問題が最も物議を醸していた時代に生まれ、ワクチンを接種しなかった子どもたちは現在、大学生の年齢に達しており、密接な接触があれば、はしかのような疾患は瞬く間に流行する。

 英ブリストル大学(University of Bristol)のアダム・フィン(Adam Finn)教授(小児科)は「はしかは驚くほど感染力が強く、もし一度もかかったことがなく、ワクチンも受けたことがなければ、枯れ木の森の中で誰かがマッチを擦るのを待っているようなものだ」と語った。

 もしも、はしかにかかっても大したことはないと思っているならば、今年2月に19歳の娘がはしかにかかったという英南岸沖ワイト島(Isle of Wight)在住のアンドリュー・ウィルソンさん(48)の話を聞くといい。

「私たちは夜10時頃、娘の同居人から電話をもらいました。娘の心拍数が非常に高く、体中に発疹が出て、熱も40度以上あるので、救急車を呼んだところだと言うのです」「娘は1週間入院しましたが、ずっと具合が悪く、食事もとれませんでした」「私はショックでした。はしかがこんなに重病だとは思っていませんでした」とアンドリューさんは語った。

 アンドリューさんの娘は運よく回復し、さらなる感染拡大を防ぐため、はしかを発症するまでの数日間に接触したすべての人々についての情報を病院に提供した。だがアンドリューさんは、娘が乳幼児の頃にワクチンを受けさせなかったことを今も後悔している。「娘が生まれた頃は、自閉症についての恐ろしい噂があふれていた」「だから私たちは、受けさせない決断をしたのです」

 MMRワクチンは何歳で接種しても、安全で効果的だ。専門家らは、接種の機会を逃してしまった人、とりわけイタリアなど、はしか流行国への渡航を予定している人に対して接種を強く呼び掛けている。また専門家らは、1回目のMMRワクチン接種後、通常2年後に2回目を接種しているかどうかも確認すべきだと指摘している。【翻訳編集】AFPBB News

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