税金の無駄使いは論外だが、公共事業全てを”悪”として批判するも論外である
水島海上保安部の巡視艇で、2代目「おきなみ」(40トン)の解役式が12日、倉敷市の水島港内で行われ、管内海域で33年間にわたる任務から引退した。
式には同保安部員約20人が出席。花井一浩部長は「航行した距離は地球12・8周相当で、哨戒業務や多くの海難などで活躍してくれ、心から敬意を表したい」などと式辞を述べ、国旗と庁旗が降ろされた。
その後大亀裕也船長による献酒に続き、「PC84」と書かれた船番を塗料の上塗りで消去した。
2代目「おきなみ」は昭和60年建造、就役。総航程は約51万3千キロで、救難出動件数526件を数え、船舶97隻、318人を救助したのをはじめ、密輸などの犯罪の摘発でも1067件の実績を残した。
一般的に巡視艇の耐用年数は25年とされるが、大亀船長は「私のかじ取りは昨春からだが、エンジントラブルも再々あるなか、まさに老体にむちを打つかのように頑張ってくれた」とねぎらった。
同保安部には28日付で3代目おきなみが就役する。
http://www.sankei.com/west/news/180313/wst1803130013-n1.html