2017年10月30日、中国メディアの看看新聞によると、浙江省連雲港市でこのほど、他人の家に盗みに入ったとして身柄を拘束された女が警察に「自分は日本人だ」と自称し、「20年前に記憶喪失になり日本語を忘れた」などと話す出来事があったという。

記事によると、容疑者の李(リー)は石橋鎮大路旁村の民家に夜間に侵入し、「タンスなどをひっくり返して疲れた」ためソファーで寝入った後、翌日に洋服やアクセサリーなどを奪って現場を離れた。だが「まだ盗み足りない」として午前9時に現場に戻り、庭に止めてあった電動自転車を奪って逃走しようとしたところを隣人に目撃され、通報を受けた警察官に身柄を拘束された。

女は警察に「自分の名前は川島芳子で、祖父の名前は端木川本岡本だ。父の日本名は端木岡本だ」などと自称し、それ以上の供述を拒んだ。だが警察が「技術的手段」で女の本名と住所を特定したため、最終的に女は犯行を認めたという。(翻訳・編集/柳川)