日産 問題発覚後も無資格検査続ける
指摘後も違法検査継続
違法検査しておきながら、安全性は確認出来てるって、その言い分なら、検査官の必要性無いよね?
何考えてんだ?
日産自動車が資格のない従業員に車の出荷前の検査をさせていた問題で、先月、国から問題を指摘されたあとも神奈川県にある工場で、不適切な検査が続けられていたことが分かり、日産の管理体制が改めて、厳しく問われています。
日産では、国内に6つあるすべての工場で、資格のない従業員が車の出荷前の検査を行っていたことが明らかになり、今月6日、国内で製造したおよそ116万台について国土交通省にリコールを届け出ました。
この問題は、先月、日産の工場に立ち入り検査に入った国土交通省の指摘を受けて明らかになりましたが、日産によりますと、問題を指摘された後も、今月11日まで神奈川県にある工場で資格のない従業員に検査を行わせていたということです。
検査は、出荷前の検査のうち、ハンドルを回して角度を確認する工程で、日産では安全性を確認したとしていて、新たなリコールは行わない方針です。
日産の西川廣人社長は、今月2日の記者会見で、国の指摘を受けたあとは、適正に検査を行っていると説明していましたが、安全性にかかわる検査の管理が徹底されていなかったことになります。
日産では、検査を記録する書類に実際には検査していない従業員の印鑑が押されていたことなどもわかっています。
日産は、ずさんな検査が常態化した原因の調査を進め、今月中をメドに国土交通省に報告することにしていますが、新たな問題の発覚で内部の管理体制が改めて、厳しく問われています。