正に現場の声
アカヒ新聞等の左派メディアで語ってる自衛官や元自衛官の話より、筋が通ってるわw
陸海空5人の現役自衛官が匿名を条件に語る座談会。安倍総理は悲願の憲法改正成就のため、9条に自衛隊の存在を明記する「加憲」を打ち出すが、現場に立つ彼らの本音はいかに。最終回となる今回の話題は、かねてより議論される“憲法解釈”について――。(各人のプロフィールについては第1回をご参照ください)
海自A こうしている間にも、海では日々命がけで領海侵犯などの現実の脅威と対峙しているんです。空自Cさん、そちらもそう思うでしょう。
空自C そうですね。災害派遣など、国民から直接「ありがとう」と言ってもらえる機会が多い陸自さんを羨ましいと思うこともあります。一方で中国やロシアなどの領空侵犯も増え続けてスクランブル発進が日常茶飯事になっていますから、「いつ戦闘が起きてもおかしくない」という危機感を持っています。領空侵犯対処から突発的な衝突が起きた場合のことを考えると、専守防衛でどこまで戦えるだろうか、という疑問もあります。ジェット戦闘機の戦いはコンマ何秒の世界ですから、敵から撃たれて初めて反撃できる、なんて言っていたら殺されるのは目に見えています。自衛官である以上、死ぬのはみんな覚悟してますが、その死に対してはやっぱり国家から名誉が与えられるべきですよ。国のために戦って死んだのに、「反撃は適切だったか」なんて国会論戦が始まったり、ましてやその時ですら「憲法違反だ」なんて言われたら、殉職した隊員が浮かばれません。
陸自B そこへいくと、いまだに「憲法違反」などと言っている憲法学者がいることに憤りを感じます。本気で違憲だと思うなら、自衛隊廃止を主張しないのは卑怯でしょう。仮に彼らの学説が正しいとして、60年以上も憲法が国民に無視されている現状を、憲法学者としてどうにかしようと考えないんでしょうか。その点では「基地反対」と叫んでる人たちのほうがまだ筋が通っています。
陸自D 不思議に思うのは、自前の戦力を持つことは平和憲法に反すると言いながら、それに気付いている人もいない人も皆、アメリカの軍隊や核兵器に守られて安心していることです。日本を守るために武力を行使するのが日本人ならアウトだけど、アメリカ人ならセーフということになりませんか。それって本当に平和憲法の精神に合致しているのでしょうか。
空自E 疑問はもっともですが、それが現在の日本の憲法解釈なんですよ。匿名座談会とはいえ、自衛官として憲法擁護義務がありますから、解釈の是非を論ずるのは踏み込み過ぎじゃないかな。
空自C そうなると話が振り出しに戻ってしまいますよね。大前提として、そもそも自衛隊は違憲ではありません。それが日本政府の一貫した憲法解釈でしょう。もともと合憲なものをそうであると認めるために、不要であるにもかかわらずあえて条文を書き加える。それが今回の加憲案の本質ですよね。私は特にありがたいとも思いません。所詮は政治家と学者の神学論争であって、現場には関係ないですから。