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途上国でも時速250km!新幹線に迫るウズベキスタンの快適高速鉄道の旅

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このライターはアホか?
速度で言えば、とっくの昔にTGVが記録塗り替えてるのは周知の事実

それに、新幹線以外は、建設場所が岩盤等、カーブも少ない、都市部の中心を運行しない等と速度を出すって事に限れば圧倒的に有利って事も知らんのかね?

新幹線は速度だけの一芸ではなく、トータル的な性能で優れてるんですけどねぇ~




 「高速鉄道と言えば日本の新幹線が世界一!」と信じている日本人は多いだろうが、現在はそうでもなくなっている。表定速度(停車時間を含めた平均速度)による世界ランキングでは、中国、フランスに続いて新幹線は現在国別第3位(東北新幹線 大宮-仙台間)。あの脱線事故隠蔽事件のあった中国に、今はもう完全に負けているのだ! そして驚くべきことに、中央アジアの途上国ウズベキスタンにも高速鉄道が開通している。

 最高速は時速250km。時速320kmの東北新幹線よりは遅いですが、時速260kmの北陸新幹線には迫っている。ウズベキスタンが時速250kmで列車を走らせてるって、日本人的にはかなりビビるっしょ? 今回それに乗ってきました。

 この列車、名前はアフラシャブ号(古都サマルカンドの古名)。ウズベキスタンの首都タシケントからサマルカンドまで、約300kmを2時間余で結んでいる。

 タシケント駅で列車の写真を撮ろうとしたら、「駅の中は原則撮影禁止」と聞いてガーン。この国、テロを警戒してなにかと警備が厳しいが、鉄道も撮影禁止なのか……。実際にはOKされましたけど。

 朝7時30分発のアフラシャフ号は、定刻ピッタリに発車。到着はなんと定刻よりちょっと早かった! 早着するなんて日本の新幹線を超えてるやんけ! 運行本数が少ないからできることだけど。アフラシャブ号の車両は、スペイン・タルゴ社製の「タルゴ250」。さすがにウズベキスタンには自主開発できませんね。ウズベキスタンに日本の新幹線が売り込んだという話も聞かないが、どうだったのでしょう。

 タルゴ250は、前後2両の電気機関車で間の客車(モーターなし)をはさんで走る動力集中型。フランスのTGVなどと同じ方式だ。対する新幹線は全電動車の動力分散型。設計思想がまるで違う。客室のシートは固定式で、半分は後ろ向きになってしまう。これまたフランスTGVなどと同じ方式だが、TGVの技術を導入した韓国KTXでは、これに対して当初「酔う」という不満の声が上がっていた。我々のツアーでも女性が「気持ち悪い」と言って、前向きシートに移動しました。

 乗り心地は、上下の振動が多めでいまひとつだった。タルゴ250は1軸の連接台車(客車の連結部の下に台車がある独特の形式)なので、継ぎ目の通過音も「カタンカタン」ではなく「タン!」と来る。

 と言うより、線路の継ぎ目の問題のほうがデカいか。世界各国の高速鉄道は、新幹線含めロングレール&エキスパンドジョイントで、継ぎ目の音や振動がほとんど出ない。途上国にそこまで言うのは酷でしょうが。

 列車内には軽食を出す食堂車もあり、まるで日本みたいなワゴン式の車内販売も! サービスのお菓子&お茶も出してくれて、心が和みました。

 ウズベキスタン人はシャイでマジメで、どこか日本人っぽいのです。なにせ高速鉄道を時間通り、いや時間より早く到着させちゃうくらいだから! なんだかんだでとっても快適で楽しい旅でした。

取材・文・写真/清水草一(道路交通ジャーナリスト)

【清水草一】

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com

http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E9%80%94%E4%B8%8A%E5%9B%BD%E3%81%A7%E3%82%82%E6%99%82%E9%80%9F250km%EF%BC%81%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E3%81%AB%E8%BF%AB%E3%82%8B%E3%82%A6%E3%82%BA%E3%83%99%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%BF%AB%E9%81%A9%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%AE%E6%97%85/ar-BBANdWR#page=2