では、役立たずで足を引っ張るだけのオリンピック組織委員会会長の人事一新からはじめましょうか?
【リオデジャネイロ藤野智成】2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は1日、元防衛相の小池百合子氏(64)が東京都知事選で初当選したことを受け「都の最大の課題は五輪をどうやるか。都が招致し、国際公約もある。しっかりやってもらいたい」と要望した。五輪開幕を5日に控えたリオデジャネイロ到着後に取材に応じた。
大会開催費が招致段階の7340億円から2兆円にも上がる見通しとなっており、組織委は東京都と費用分担についての協議を開始している。森会長は「役割分担や費用負担も含め、立候補ファイル全体を一度よく見てもらうことを期待したい」と、招致段階の計画に無理があることへの認識の共有を求めた。
そのうえで、森会長は小池氏の選挙戦中の発言を持ち出して「せっかくのコンパクトな計画を組織委が広げて金をかけたと言っていたが、全く逆」と反論。招致段階に示した選手村から半径8キロ圏内に会場の85%を集める計画では費用が増加するため近隣県の既存施設を活用して費用を圧縮した経緯に触れ「よく勉強してほしい」と注文をつけた。
これまで五輪の重要課題は、都知事、森会長、政府、日本オリンピック委員会らで構成する調整会議で意思決定してきた。森会長は「みんなで合意してできた。これが民主的で平和的な手法と思う」と説明。小池氏の意向を聞くかの問いには「当選されてから開催都市の責任者としての考え方は我々は誰も聞いていない。それに注目したい」と述べた。
http://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20160802/k00/00m/050/067000c