ＪＲ奈良線勝手踏切閉鎖へ　住民反発も　京都・宇治

周辺住民が好き勝手に渡ってれば、事故防止で停車するし、当然事故も起きてる
多大な迷惑を第三者に被らせるし、法律違反なんだから、文句を言うな！！

　京都府宇治市とＪＲ西日本は２８日、市内のＪＲ奈良線にある「勝手踏切」５カ所を封鎖する。奈良線の高速化・複線化第２期事業（２０２２年度完成予定）に伴う安全対策だが、生活通路として長年使ってきた沿線の一部住民は強く反発している。

　勝手踏切は遮断機や警報機がない非正規の踏切で、近隣住民が買い物や病院などに通う際の近道として使ってきた。木幡駅の北側に１カ所、木幡−黄檗駅間に４カ所あり、１３年には高齢男性が列車にはねられ死亡、１４年には高齢女性が転んで負傷する事故が起きた。

　市やＪＲ西などは勝手踏切閉鎖の方針を盛り込んだ基本協定を１３年８月に締結。昨年度には地元町内会・自治会などを対象に説明会を１０回開催したが、住民からは正規の踏切化など代替案を求める声が上がり、今年６月には１３４５人分の署名を添えた要望書が市長に提出された。

　東岡屋町内会の前会長で防災委員会長の井上進さん（７５）は「封鎖されれば、買い物難民が生まれる。防災上も避難所までの最短経路が必要。市は問題解決には立体交差しかなく、多額の費用を要するので無理と説明してきたが、道路法の例外規定で平面交差、正規の踏切化は可能なはずだ」と強調する。

　市側は「苦渋の決断。理解していただきたい。８月から迂回（うかい）路の安全対策を進める。住民との協議は今後も続けたい」とし、２８日には線路沿いをフェンスでふさぎ入れないようにする。一方、反対派の住民は封鎖後も諦めず、平面交差を求めていくという。【富永浩三】

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