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ホンダ、排気量の異なるシリンダーで構成されたエンジンの特許を申請

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「エンジン総排気量÷シリンダー数=各シリンダー排気量」って当たり前過ぎて、それを個別に違う排気量なんて思いもしなかった
さて、これが実用化されて固定概念ぶち壊す技術になるかな? 



エンジン設計の基本ルールでは、シリンダー1気筒あたりの排気量は、エンジン全体の排気量をシリンダーの数で割った数値と同等とされる。しかし、ホンダから提出された特許によると、同社は異なるサイズのシリンダーでエンジンを構成し、この基本ルールを打破しようとしているようだ。

ホンダの構想のように、エンジンをサイズの異なる燃焼室で構成した場合、休止あるいは停止するシリンダーの組み合わせにより多様性が出てくる。シリンダーの組み合わせ次第で全体の排気量が変わるため、同じ排気量のシリンダーで構成されたエンジンよりも変化の幅が広くなるからだ。2.0リッター4気筒を例に考えてみよう。排気量の黄金律に従えば、それぞれのシリンダーは排気量500ccで、いずれかのシリンダーを休止した場合の排気量の変化は500ccずつとなる。しかし、それを各シリンダーの排気量が300cc、425cc、600cc、675ccだと仮定してみると、先ほどは4通りしかなかった排気量のバリエーションが、15通りもでき、変化量も500ccずつより小さくできるのだ。

つまり、従来のエンジンに気筒休止システムを搭載するよりも、異なるサイズのシリンダーを組み合わせた方が、出力と効率のバランスがとりやすくなるということだ。ホンダの特許では、各シリンダーのボアは同一で、排気量の違いはクランク半径に基づく。クランク半径が長くなれば、ストロークも長くなり、その燃焼室の排気量が多くなるわけだ。

特許申請の図面では、クランクシャフトにかかる荷重を分散し振幅の違いから生じるであろう振動を抑えるためには、どのようにシリンダーのサイズを設定する必要があるのかが記されている。もっと正確に言えば、最も大きいシリンダー(最もクランク半径が大きいもの)が中央に配され、その両脇に2番目に大きなもの、3番目に大きなものが置かれる。

このコンセプトは、様々なサイズの直列およびV型多気筒エンジン用と明記されている。特許は2014年3月に出願され、今年1月に発表された。実際にこれが製品化されるどうかはもちろん分からないが、もし実現すれば燃費と出力の両面で強みになることは想像に難くない。
http://jp.autoblog.com/2016/05/11/honda-patents-engine-different-cylinder-displacements/