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レース優勝歴もあるLMP1マシン、プジョー「908 HDi FAP」がオークションに登場

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これ日本で公道走行させるのは無理だろうな・・・
ま、落札できね~からそんな心配むようだけどな(*´ω`*) 



サーキット走行をするためだけのクルマに億単位の金額が出せるとしたら、純粋に走りを楽しめるように設計されたクルマを買うか、それともレースで戦績を残した由緒あるマシンを買うか、選択に悩むところだ。もしあなたが後者なら、見逃せない出物がある。近々開催されるRMサザビーズのオークションに、プジョーのプロトタイプレースカー、2008年型「908 HDi FAP」が出品されるのだ。

プジョーは、ル・マン24時間レースでアウディを倒すために908 HDi FAPを開発し、2009年に見事優勝を遂げた。この時の908が、ル・マンを制した最後のV12エンジン搭載マシンとなっている。5.5リッター・ツインターボ・エンジンは最高出力700hp以上を発生するが、ディーゼル燃料ということを考えれば、いっそうその素晴らしさが分かるだろう。そして今回、ハイブリッド時代到来以前の極めて先進的なこのマシンを、自分のものにできるチャンスが到来したのだ。

出品される個体(上の写真)は、2つの耐久レースで優勝している。2009年にロード・アトランタで開催されたプチ・ル・マンと、2010年にポルトガルアルガルヴェで開催された1,000kmレースだ。2008年のル・マンでは、優勝したアウディ「R10 TDI」に僅差で敗れ総合2位に入賞した。もしこの時、先頭でチェッカーフラッグを受けていれば、プジョーは2年連続でアウディを打ち負かした唯一のチームとなって、アウディと同じフォルクスワーゲン・グループに属するベントレーとポルシェの上に躍り出られただろうし、元F1世界王者ジャック・ヴィルヌーヴグラハム・ヒルに続く世界三大レース制覇の偉業を達成することができたのだが。

残念ながら、プジョーは2011年を最後にル・マンから撤退した。しかしその結果、今回の機会が訪れたとも言える。このシャシーナンバー「908-05」のマシンは、5月14日にモナコで開催されるRMサザビーズのオークションに出品される予定だ。予想落札価格は120万~160万ユーロ(約1億5,000万~2億円)と高額だが、150万ポンド(約2億3,000万円)のアストンマーティン「ヴァルカン」や、250万ユーロ(約3億円)のフェラーリ「FXX K」、そして198万ポンド(約3億1,000万円)もするマクラーレン「P1 GTR」といった現代のサーキット専用スーパーカーに比べれば安いものである。詳しい情報は、公式サイトをご参照いただきたい。
http://jp.autoblog.com/2016/05/04/peugeot-908-lmp1-auction/