親が安全対策を怠ったので、訴えは棄却!
香川県三豊市のため池で3月、幼稚園に通う男児=当時(5)=が溺死した事故で、男児の遺族が28日までに、5年前にも男児の姉=同(3)=が同じため池で死亡したにもかかわらず、県と市が十分な安全対策を取らなかったとして、約3千万円の損害賠償を求める訴訟を高松地裁に起こした。9月20日付。
訴状によると、三豊市豊中町のため池「裏新池」は市有地にあり、堤長は230メートル、水深は5メートル以上。2010年4月3日に姉が死亡した後、遺族が同様の事故が起きないよう県と市に安全対策を要求したが、ため池に設置されたフェンスは男児宅近くの一部だけで、今年3月24日に男児が死亡した。
原告側は「フェンスが囲うようには設置されず、ため池が安全性を欠いていたのは明らかだ」と主張。県と市は「コメントは差し控えたい」としている。
http://www.sankei.com/west/news/151028/wst1510280080-n1.html