減資で負債をチャラにしてから、企業再建を目指す算段だろうけど、亀山ブランドの一件で日本の電気製造業から総スカン食らってる状態で1社だけで立て直せる商品開発出来るかね?
経営再建中のシャープが、約1200億円ある資本金を1億円以下に減らす方針を固めたことが9日分かった。1億円以下になると「中小企業」とみなされ、法人税率の軽減など税制上の優遇措置を受けられるためだ。99%以上の減資を実施することで損失を穴埋めし、財務体質を改善する狙いもある。
売上高が3兆円弱(2014年3月期実績)ある大企業としては異例の措置。金融支援を予定している主要取引銀行側も了承したもようだ。6月の株主総会に提案する。日本航空など経営破綻した企業が実施した100%の減資ではないため、既存の株主の議決権は維持される。
減資でこれまでの損失を一掃できる。「中小企業」扱いになると、法人税軽減のほか、外形標準課税の不適用など税負担が軽くなる。
シャープは、15年3月期連結決算で純損益が約2千億円の赤字に転落する見通し。16年3月期も赤字が続くとみられる。国内外で5千人規模の人員削減や工場の閉鎖など、大規模なリストラを検討している。
取引銀行のみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行が、シャープの借入金を株式に振り替える「債務の株式化」で計2千億円の金融支援を実施する。シャープは企業再生ファンドからも250億円の出資を受ける。
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