愚痴ってんじゃね~よ!
アマゾンの売り方を鼻で笑って相手にしないで、いざアマゾンが販路拡充して来たら批判だけして対抗策を講じなかった日本業者の自業自得だろうが!
音楽業界と同じ!進化無き者は淘汰されるんだよ( ^∀^)ゲラゲラ
出版不況がいわれる中、書店の廃業・閉店の波が街の小規模書店だけでなく、地域の中核書店にも押し寄せている。先月末には、海事書などで有名だったミナト神戸の老舗が店を閉じた。文化の担い手でもあった老舗書店が相次いで店をたたむ背景には、消費者の本離れだけでなく、欲しい本が最速で当日中に手に入るアマゾンジャパンや楽天などネット書店への顧客流出もあるようだ。【田畑知之】
9月30日、神戸市の元町商店街にあった老舗、海文堂書店が店を閉じた。同店は今年で創業99年。この日、常連客と店員が「これまでありがとう」「力不足でした」などと言葉を交わす姿が見られた。
海文堂は延べ面積730平方メートルの中規模書店。文芸書や児童書に加え、海事書の在庫が豊富なのが特徴で、最盛期の1996年ごろには売り上げが一日100万円もあった。ところが2000年ごろから低迷し、昨年は最盛期の約6割まで落ち込んだ。福岡宏泰店長(55)は「雑誌が売れなくなったことや全国チェーンの大型書店の影響もあるが、大きいのはネット書店の影響だ」と振り返った。
書店は全国で減り続けている。書店のデータベース「ブックストア全ガイド」を出している出版社、アルメディア(東京都)によると、00年に全国で2万1654店あった書店は、13年5月時点で1万4241店と、34%も減少している。
札幌市では4月、開店42年のリーブルなにわが、6月には開店65年のアテネ書房が、それぞれ閉店した。ともに市街地の中心部にあり、地域の中核書店だった。高知市では6月、高知城堀端の老舗、冨士書房が店を閉め、外商専門に切り替えた。出版業界に詳しい近畿大非常勤講師のフリーライター、永江朗さんは「全国的に有名だった海文堂の閉店はこうした流れの象徴。書店関係者に衝撃を与えている」と言う。
なぜ中核書店が持ちこたえられなくなったのか。海文堂の福岡店長は「お客さんが待ってくれなくなった」と話す。書店が卸業者に注文しても、本が店に届くには1週間前後かかる。それに対し、独自の物流基地を整備したアマゾンや楽天は翌日配達も可能で、地域によっては当日に本が届く。「『1週間もかかるのだったらいらんわ』となる。かなわない」(福岡店長)。さらにネットオークションには、出版して日の浅い中古本が安く出回る。
加えて、書店の本棚で思わぬ拾い物を見つけるという読書家の楽しみも、ネット通販の「お薦め」機能が提供するようになっている。通販で本を買うと、購入履歴や同じ本を買った人たちの傾向を分析し、「こんな本はいかがですか」と表示されるのだ。福岡店長も「『お薦め』の精度が上がったせいで我々の優位性が脅かされた」と話す。
大型書店も生き残りに必死だ。ジュンク堂書店は09年、大日本印刷の子会社になり、同じく傘下の丸善書店と「MARUZEN&ジュンク堂書店」の屋号で新店を大阪などに四つ出した。両書店の岡充孝副社長は「ネットに対抗するには、専門書の豊富な在庫を持つという大型書店の特徴を強調するしかない」と話す。
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「皆さん、本屋さんで本を買ってください。そうしないと町から本屋がなくなります」。海文堂書店最後の夜、福岡店長は店の前に集まった約300人を前に、悲痛なあいさつをした。店は11月下旬、ドラッグストアに衣替えするという。
http://mainichi.jp/select/news/20131024k0000m040003000c.html